ねずみの陶工・ちゅう右衛門の「ちゅう文品展」-職人技の小物250点展示

「ちゅう右衛門のちゅう文品展」の告知ポスター

「ちゅう右衛門のちゅう文品展」の告知ポスター

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 金沢の老舗酒蔵「福光屋」直営店「サケショップ福光屋金沢店」(金沢市石引、TEL 076-223-1117)と、ギャラリー「KiKU」(新竪町、TEL 076-223-2319)で3月6日より、「江戸+加賀の職人 ちゅう右衛門のちゅう文品展」が開催される。

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 ねずみの陶工「ちゅう右衛門翁」は、九谷焼の「上出長右衛門窯」(能美市)にすみ、作陶活動にいそしむとされ、131歳の高齢でありながら自らろくろ成形やしっぽでの絵付けを行う。大黒天を深く信仰する翁は、江戸時代から打ち出の小づちをしるべとする同社に親近感を持ち、銀座店10周年記念の酒瓶も制作した。日本酒も好むという。

 同展は、昨年同社が開催した「乙女の金沢展」に翁が出展したのを縁に実現、翁の注文により加賀と江戸の職人が制作した「ねずみサイズ」の小さな品々約250点を展示する。

 加賀からは、金工の竹俣勇壱さん(KiKU)、九谷焼の上出長右衛門窯、金沢桐工芸の岩本清商店、輪島塗の輪島キリモトが出展。江戸の江東区伝統工芸会からは7人の職人が結桶(ゆいおけ)・べっ甲・スズ・表具・万年筆・鍛金(たんきん)・江戸切子の工芸品で匠(たくみ)の技を披露する。

 同展に寄せ、翁は「ねずみと人間、どちらも職人技の粋で作られたもの。工芸の本質である手仕事の妙を感じながら、職人たちの新しい試みを楽しんでほしい」と来場を呼びかける。

 開場時間は、サケショップ福光屋金沢店=10時~19時、KiKU=11時~20時。3月15日まで。

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