石川で冬の味覚「加能ガニ」解禁-近江町市場、活気づく

加能ガニの初物が並ぶ近江町市場

加能ガニの初物が並ぶ近江町市場

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 石川県産ズワイガニ「加能ガニ(かのうがに)」の漁が11月6日、解禁となった。翌7日には「金沢市民の台所」として知られる近江町市場はカニ一色となり、売り子の威勢の良い掛け声が飛び交う中、冬の味覚を求める地元住民や観光客でにぎわった。

加能ガニ解禁でにぎわう近江町市場の様子

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 石川県では金沢港や橋立漁港など、石川県沖で水揚げされたズワイガニを「加能ガニ」と名付けPRしている。プリプリした歯応えと甘みが特徴で、「香箱(こうばこ)ガニ」と呼ばれるズワイガニのメスとともに、北陸の冬の始まりを告げる味として愛されている。

 加能ガニの初売りが行われた同日、近江町市場の各鮮魚店には新鮮な活ガニや真っ赤にゆで上がったカニがずらりと並び、店員との掛け合いを楽しみながら、熱心に品定めする買い物客でにぎわった。恒例の「カニまつり」も開催され、11時から市場内の活性化広場でカニ汁を販売。約2時間で400杯が完売となった。

 昨シーズンは解禁当初、シケで出漁を見合わせた船もあったが、市場関係者によれば今年は「出だしから好漁」。価格も昨年より2~3割安となっているという。

 加能ガニの漁期は来年3月20日まで。香箱ガニは1月10日まで。

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