近江町いちば館の福祉ショップ「ひまわり」、手づくりの商品人気に

福祉ショップ「ひまわり」

福祉ショップ「ひまわり」

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 近江町市場に4月にオープンした「近江町いちば館」(金沢市青草町)3階「近江町交流プラザ」の福祉ショップ「ひまわり」が、買い物客の人気を集めている。

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 金沢市障害福祉課が企画し運営をひまわり運営委員会が行う同店。障害のある人たちが福祉施設で支援を受けながら働き、丁寧に作った商品を自ら販売している。ショップ名の「ひまわり」には、「明るく生き生きとした店でありたい」「ひまわりの花びらのよう輪になって皆で協力しながら店を運営したい」の思いが込められている。商品の製造は金沢市内の8福祉施設、あけぼの作業所(三口新町)、聖ヨゼフ苑作業所(打木町)、彦三のぞみ苑(彦三)、やちぐさ作業所(牧町)、夢工房(みどり)、ワークショップひなげし(若草町)、若草福祉作業所(十一屋町)、ひろびろ作業所(大桑町)で行う。

 販売されている商品は、クッキー(金沢産ジャム入り・ココア・オートミール・シナモンなど、各100円~)、パスタ(平麺・細麺、各280円)、ラスク(ココア・プレーン、各120円)、サブレ(240円)、金沢産りんごのジャム(300円)、らっきょう(200円)のほか、冷凍でギョーザやライスバーガーなども。地元の食材を使った安全性やそのおいしさから、オープンから約3カ月たった現在、リピート客が増えているという。「どれも丁寧に作られており、味は抜群。手ごろな値段なので、気軽に立ち寄って味見してほしい」と販売スタッフ。

 同フロアには、勉強会やイベント用のキッチンスタジオや子どものプレースペース、休憩コーナーなどもあり、市場を訪れた買い物客が憩うスペースとして活用されている。口コミなどで同店の商品を知った人が、買い物ついでに立ち寄ることもあるという。

 同市担当者は「今後は人が多く集まる同館の広場を利用したイベントなどを通して、福祉施設の商品や取り組みを積極的に紹介していきたい」と話す。

 営業時間は10時~15時。水曜定休。

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