近江町市場近くにアユ料理店「鮎の里」-冨山の人気店が金沢進出

金澤「鮎の里」

金澤「鮎の里」

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 金沢の近江町市場近くに3月1日、アユ料理の店「金澤・鮎の里」(金沢市武蔵町、TEL 076-222-0634)がオープンした。

昼膳の新作「焼鮎蒸篭膳」

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 富山県砺波市で活アユと岩魚(いわな)の卸小売業を営む「北庄」が1996年、富山・庄川峡に1号店を開店。春は山菜と若アユを楽しめる店として根強いファンを持つ。来店者へのアンケートで石川県のファンから「金沢に出店してほしい」とのリクエストが多く、3年前から出店計画を進めてきた。同店の料理を求めて隣県富山へ通っていた常連客からは「アクセスが良く、気軽に来ることができうれしい」などの声が寄せられているという。

 3~11月はアユ料理、12~2月は独自の懐石料理を提供。看板メニューは「炭火焼の鮎の塩焼き」で、地元「庄川のアユ」にこだわり、生きたものを毎日直送。その魅力を存分に味わえるコース料理が人気。「山の膳」(先付け・お造り・鮎の塩焼き・天ぷら・お食事・水菓子=3,150円)、「川の膳」(4,200円)は、前菜が3種盛となるほか鮎の甘露煮も付く。「里の膳」(5,250円)には、さらに酢の物とふた物が付く内容となっている。

 アユのほかにも岩魚やどじょう、ゴリなどの川魚を使った一品料理も充実。アユのオスの白子とメスの真子を合わせて塩辛にした「鮎子うるか」(420円)や、アユの頭から尻尾までを塩辛にした「鮎身うるか」(315円)、庄川天然ゴリのから揚げ(1,050円)などは、同店ならではの珍味。石川県と富山県の地酒のほか、ワインも白・赤各3種もそろえる。

 2階建ての店内は明るく落ち着いた雰囲気で、個室4室・テーブル4卓・掘りごたつのテーブル席4卓を設け、席数は70席。少人数から20人までの宴会にも対応する。16日からは平日限定でランチタイムに昼膳「焼鮎蒸籠膳」(1,600円、数量限定でなくなり次第終了)の提供も開始。もち米と米を合わせたご飯の上に炭火で焼いたアユをのせて蒸しあげた蒸籠(せいろ)に、季節の素材を使った八寸、小鉢、季節の山菜などを使った吸物と漬物が付き、「鮎の塩焼き」「鮎の天ぷら」「季節のお造り」の中から好みの1品を選べる。

 高宮純一社長は「若い人たちにもアユのおいしさを知ってほしい。近江町市場も近く、金沢ならではの食材を取り入れた旬の味を楽しんでもらいたい」と話す。

 営業時間は11時~15時、16時30分~22時。

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