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金沢21世紀美術館で音像ワークショップ 「祈り」「バリアフリー」テーマに

K-zone.の岸建太朗さん

K-zone.の岸建太朗さん

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 「祈り」と「バリアフリー」をテーマにした音と映像のワークショップ「祈りの場所を探す」が1月6日~8日、「金沢21世紀美術館」(金沢市広坂1、TEL 076-220-2800)シアター21で開催される。

金沢21美で祈りとバリアフリーテーマのワークショップ

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 主催は映像制作会社「K-zone.」(東京都大田区)。同社ディレクターで映画監督や俳優としても活動する岸建太朗さんは、録音技師の落合諒磨さんと東日本大震災発生の翌年から宮城県松島に通い、3月11日14時46分に港の沖合に停泊する船から鳴らされる「追悼の汽笛」を録音し続けてきた。

 録音した11年分の「追悼の汽笛」を6台のスピーカーで再生する企画「K-Zone.“祈りの音(とき)”を聴く ~Listen to the Sound of Prayer~」が金沢21世紀美術館の「アンド21プラス(芸術交流共催事業)」で採択され、2月28日~3月5日、シアター21で公演を行う。

 金沢公演の関連イベントとして企画したワークショップは、参加者とスピーカーの設置や位置を変えながら「祈りの汽笛」を再生し音の変化を体験する「音像実験」、岸さん制作の短編映画「Hammock」「A mother in tears takes a child on her lap 」鑑賞、参加者が持ち寄った「祈り」に関する物やエピソードを使った「フィードバック撮影」などを行う。

 ワークショップでは手話通訳や字幕上映など、バリアフリー化にも力を入れる。岸さんは「これまでも聴覚障害者も視覚障害者に向けて、振動と光で音やリズムを伝えるデバイスを使ったり字幕や副音声を入れたりして映画を上演するなどの取り組みをしてきた。障害の有無に関わらず、参加者全員で松島の『祈りの汽笛』を体感してもらえたら」と話す。

 開催時間は13時~16時。定員は各日15人程度。参加無料。申し込みは金沢21世紀美術館ウェブサイトで受け付ける。

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