「Bar KIRIKOU(バー・キリク)」(金沢市長町1)で6月18日、珠洲地震の復興支援テイクアウトイベント「お昼のキリクで、珠洲に何かできること」が開催される。
店主の雲津睦美さんは珠洲市正院町の出身。今年5月5日に発生した石川県能登地方を震源とした地震では、実家に住む家族が被災した。いまだ被災地では復旧作業が続くなか、雲津さんの友人で、飲食店や雑貨店などの店主らが呼びかけ、被災者を少しでも支援しようと企画した。当日は、バーが営業していない日中の時間帯に、それぞれが商品を持ち寄ってテイクアウトで販売を行い、売り上げの一部を被災地に寄付する。
参加店と販売商品は、「イタリア料理 Golosetto」(冷凍パスタソース)、「香林坊らくや」(ライスバーガーと鶏カツみそ丼)、「one one otta」(おやつ)、「欧風菓子 金沢小町」(メロンパン)、「饅頭VERY MUCH」(オリジナルグッズと珠洲すすすステッカー)、「niguramu」(皿)、「NOTE flower」(花と花器)、「Bar KIRIKOU」(ジュース・お酒・器・レコードなど)、「オヨヨ書林せせらぎ通り店」(古本)、「cthruit」(ガラスジュエリー)、「keijiban」(本とエディション)、「Asuna Arashi」(CD)、「田井屋」(文具など)。
同店では過去にも、コロナ禍で多くの店が休業した際にテイクアウトのイベントを行っており、雲津さんを応援したい友人たちの有志が再結集した。参加店で「NOTE flower」店主の森金奈央さんは「手伝いのために行った地域は被害が大きく、年配の方も多かった。できる範囲で少しずつ片付けをしている姿に胸が痛んだ。心休まる生活を取り戻せるまでには、まだ時間がかかると思う。少しでも何かできることをと考え、同じ思いの人たちと企画した。立ち寄ってほしい」と話す。
開催時間は11時30分~16時。