冬の味覚「加能ガニ金沢」を使ったメニューをフレンチ料理店で提供するイベント「加能ガニ金沢×進化系フレンチ」が1月15日に始まった。
市の水産物ブランド化推進協議会が「加能ガニ金沢」をPRするため、市内の6店に呼びかけた。「加能ガニ」の中でも、金沢港で水揚げされたズワイガニで甲羅幅が11センチ以上、脚折れがないなど厳しい基準をクリアしたものが「加能ガニ金沢」としてタグ付けされている。
ゆでるか焼くかの調理以外でカニの魅力を伝えたいと、同企画担当者は「今回は和食でなく、あえてイノベーティブなフレンチ店とのコラボを試みた。参加店はいずれもミシュランの星付きやビブグルマンに選定され、創作意欲が旺盛で完成度の高いメニューを作っている。水揚げの季節が終わりに近づく時期をあえて選び、カニを楽しんでもらいたいという趣旨もある」と話す。
参加店舗は以下の6店。「エンソ」(池田町、TEL 076-208-4052、1万9,800円)、「タワラ」(片町、TEL 076-210-5570、2万円)、「マキノンチ」(山の上町、TEL 050-3503-3318、2万5,000円)、「レストランエンヌ」(本町、TEL 076-213-8118、1万8,000円)、「ベルナール」(武蔵町、TEL 076-225-8682、2万2,000円)、「フィルドール」(片町、TEL 090-9442-1324、1万8,000円)。各店とも2人からの予約制(料金は1人当たり)。
「エンソ」の土井誠シェフは「素材の持ち味をどれだけ引き出せるかという視点でメニューを考えた。身を使ったものもあれば、スープをベースにした麺など入荷状況で対応したい」。「タワラ」の俵徹也シェフは「ガレットやニョッキ、サラダなど試作を重ねた自信作を試してほしい」とコメントを寄せる。
今月31日まで。