津幡町の河北潟干拓地内に広がる「ひまわり村」で現在、35万本のヒマワリが満開を迎えている。
【VRで読む】河北潟干拓地「ひまわり村」 35万本のヒマワリが満開
「ひまわり村」は、地域の子どもたちにヒマワリの栽培を通じて農業や郷土に親しんでもらおうと、1995(平成7)年から開村が始まった。今年は5月26日、金沢市やかほく市などの周辺地域も含めた2市2町の保育園児らが種まきを行い、7月28日に開村した。
ヒマワリは「観賞用ハイブリッドサンフラワーNEO」という品種で、植栽面積は約2.3ヘクタール。敷地内には、ヒマワリ畑を鑑賞・写真撮影するための展望台のほか、ヒマワリで作った迷路などを用意する。迷路の歩道は幅を広げ、展望台は2カ所設けるなど、密にならないコロナ対策をとる。
石川県農業基盤課によると、例年の来場者は2万人程度だが、コロナ禍の一昨年、昨年は3万人以上に増加しているという。県の担当者は「遠出や旅行を控えた分、近場で自然の風景を楽しめることが魅力なのでは」と話す。「今年は気温が高いため、開花してから満開になるまでが早い。見頃は盆前まで楽しめる」とも。
入場無料。無料駐車場60台あり。