金沢市は現在、「協働のまちづくりチャレンジ事業」のアイデアを募集している。
同事業は2011(平成23)年から始まり、今年で12回目。金沢市市民協働推進課(金沢市広坂1、TEL 076-220-2026)が事務局としてNPO法人や町内会、学生などの団体から出たアイデアを審査し、採用したものに10万円から60万円の委託金を交付する。採択予定数は17事業程度で、6月中に書類による1次選考、公開プレゼンテーションによる2次選考を行う。来年3月31日まで(学生・高校生部門は2月28日まで)に実施することが条件となる。
過去には「kanazaWAZA研究所」(古府3)が森林再生課と協働し、湯涌地区の竹林で持続型アートの制作や竹林の整備などを市民と行う体験プログラムや、「金沢市協働をすすめる市民団体ようこそ産前産後ケア~パパママ学級~」と健康政策課が協働した子育て支援イベントなどを開催し、幅広いジャンルで行政との協働事業を行ってきた。「歴史的な街並みや地元の自然を守りたい」という思いから市内を流れる辰巳用水探訪を勧めるアプリの開発、「シングルマザーが子育てしやすい環境にしたい」という願いから親子で参加する陸上自衛隊金沢駐屯地での防災イベントも同事業で実現した。
募集に当たり事業の内容や申請手続きなどの相談を、「市民活動サポートセンター」(片町2)のコーディネーターが受け付けている。
コーディネーターの松岡理恵さんは「これまで、市と協働で取り組むことで新しい発見や地域課題を解決するための企画がたくさん生まれた。金沢がもっとこんな街だったらいいのに、というアイデアを実現してもらえれば。金沢が好きな方と一緒にすてきなまちづくりをしていきたい」と呼びかける。
同事業の公式サイトから申請書をダウンロードし、郵送またはメールで応募する。締め切りは5月10日の17時45分。