和モダンをコンセプトとする「Tマークシティホテル金沢」(金沢市片町、TEL 076-210-9021)が3月1日、オープンした。
【VRで読む】「片町交差点」近くの「Tマークシティホテル金沢」
札幌の2店、東京の1店に続き金沢は4店目。運営するのは「アレグロクスTMホテルマネジメント」(東京都新宿区)。外資系ホテルで経験を積んだ同社取締役の武山拓昭さんがプロデュースした。
札幌市出身の武山さんはホテル業に携わる中、旅行で訪れた金沢の街に魅力を感じ出店を計画、コロナ禍でタイミングを計ってきた。土地探しも自ら行い、風土に見合う和モダンのデザインを施した。エントランスへのアプローチを広めに取り、茶屋街の風情を表現した。
11階建ての館内に110室を設ける。デラックスツインとスーペリアツイン(各10室)、スタンダードツイン(58室)、スタンダードダブル(30室)に加え、アクセシブルルーム(2室)。滞在の半分を占める睡眠時間の快適性には特にこだわり、体にストレスをかけないというシーリー社ベッドマットレスを採用。そのほか、43インチの大型4Kテレビ、雨の多い金沢ならではの靴乾燥機、ネスプレッソマシンなど滞在の心地よさを追求した。1階の朝食会場には28席を設け、午後にはフリーラウンジとして開放する。
海外と国内からの幅広い利用客を見込み、コロナ対策にも万全を期す。武山さんは「金沢は観光需要のポテンシャルが高い街。使い勝手とホテルの魅力で、あえて団体客も含め幅広く集客したい」と話す。
チェックインは15時から、チェックアウトは11時まで。価格は平均で1万2,000~1万3,000円(季節変動あり)。