金沢アドベンチャーズ(金沢市長田2)が、シート間隔が広いバス「彩の風号」で金沢市内の観光コースを巡るツアーを始めて9カ月がたった。
集合場所を金沢駅として、兼六園や金沢21世紀美術館、東山茶屋街などの定番観光コースを効率よく3時間半ほどで回る同ツアー。乗り合い最大15人で運行する「ラグジュアリー仕様」(同社)のバスと、同社推奨の市内飲食店をアレンジしたランチ付きオプションのプランが特徴。
3列シートの座席が特徴の車内には抗菌抗ウイルス効果があるコーティングを施し、3分45秒に1回換気するシステムを完備。抗菌手拭きやブランケット、雨具も貸し出す。座席備え付けのタブレット端末は、観光スポットが近づくと説明ガイドが流れる。
オプションとして、ハイアットセントリック金沢や「ボリューム感のある」すしを提供する地元すし店と提携したランチ付きプランなども用意する。
同社の髙田恒平さんは「実際にツアーを催行していくと、旅の利便性や特別感を求める層は意外と幅広い。このツアーはそうした層に向けた金沢の観光インフラにしていきたい」と言い、「能登や五箇山まで足を延ばすツアーも実施しており、ファミリーや社員旅行の貸し切りにも対応する。食事とセットのツアーもお薦め」と話す。
バスは毎日10時に金沢駅を出発。途中下車での散策を含め、兼六園~金沢21世紀美術館~東山茶屋街~近江町市場~金沢駅と回る。12月末までの料金は、大人=6,000円、小人=4,000円、幼児無料。オプションの食事は別途。申し込みは出発当日の朝まで受け付ける。