ズワイガニの雌の新ブランド「金沢香箱」を使ったイタリアンコース料理を市内6店で提供するイベント「金沢香箱イタリアンフェア」が11月20日、始まる。主催は金沢市水産物ブランド化推進協議会、
11月6日にカニ漁が解禁された金沢。市では、金沢港で水揚げされる雌の「香箱カニ」の中でも甲羅幅が8センチ以上で脚のそろった容姿端麗なものだけを「金沢香箱」とし、昨年から県の漁連と共同でブランディングに取り組んでいる。
昨年の「金沢香箱」の取引価格は1杯2,000円ほど。高額食材としての存在を明確にしようと、今年は市内のイタリアンレストランとコラボし各店にコース料理の考案を依頼。期間限定での特別メニューの提供を企画した。
提供してもらう店は「ミシュラン北陸版」掲載店や同等クラスの店を選んだ。いずれの店も「金沢香箱コース」と名付けたコースメニューで提供する。
参加店は、「ボッテガ ディ タカマッツォ」(片町)、「エバンス」(尾張町)、「ゴロゼット」(香林坊)、「コルサロ」(尾山町)、「パオロ」(白菊町)、「ラ・ヴィータ」(泉が丘)。「ボッテガ ディ タカマッツォ」のオーナーシェフ高嶋英樹さんは「アンティパスト(=前菜)の1つに金沢香箱をあしらい、パスタにも使用する。メイン、デザート、ドリンクなどでコースを組む」と話す。
同協議会の田村和也さんは「実力店のシェフが工夫を凝らしたメニューを楽しんでもらいたい」と呼び掛ける。
提供価格は各店により異なる。(7,000円~1万円)。12月5日まで。