![スマートフォンをかざすと画面上にモンスターが現れる](https://images.keizai.biz/kanazawa_keizai/headline/1626138596_photo.jpg)
スマートフォンを使って簡単にARが楽しめるイベント「ARアートパーティー KANAZAWA」が7月7日、竪町商店街(金沢市竪町)をメイン会場にスタートした。
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デジタルアートや伝統芸能などを融合させ、新しいアートの形を模索する「kanazaWAZA(かなざわざ)研究所」が実施する同イベント。新型コロナによりさまざまなイベントや中止や縮小を余儀なくされる中、学生など若者がスマートフォンを通してアートを楽しめるようにと、夏休みに合わせて企画した。
金沢駅の観光案内所や竪町商店街の店で配布するカードには、地図とQRコードを記載。地図が示すスポットでQRコードを読み込みクリックすると、インスタグラムが立ち上がり、アプリ上でARを体験できる。静止画や動画での保存も可能で、現実空間と仮想空間が融合した風景をスマートフォン越しに楽しめる。
今回は、今年5月に渋谷で実施したイベントのプログラムを金沢で体験できるように調整。新型コロナにより街から人が消えたことで、身を潜めていた妖怪たちが現れ、今度は金沢でパーティーを始めるというストーリーに調整した。ストーリーでは、竪町商店街周辺7カ所と金沢駅の鼓門に設けたスポットで、さまざまなモンスターが大騒ぎする様子を体験できる。
研究所代表の澤田雅美さんは「いつもの街や空も、スマートフォンをかざすだけでアート空間になる。大きなARイベントを来年、金沢で実施したいと考えているので、まずはARがどのようなものなのかを多くの人に体験してもらい、簡単に楽しめることを実感してもらいたい」と話す。
8月31日まで。地図などが記載されたカードはインスタグラムからもダウンロード可能。夏休みには、子どもや高校生向けのワークショップも予定している。