工芸の新しい美意識や価値観を「KOGEI」として世界に発信するアートフェア「KOGEI Art Fair Kanazawa 2021」が、金沢駅前のハイアット セントリック 金沢(金沢市広岡1)で、今年11月に開催されることが決定した。
「KOGEI Art Fair Kanazawa 2021」11月にハイアット セントリック 金沢で開催
2017(平成29)年から続く同アートフェアは、今年で4回目。昨年は新型コロナの影響でオンラインで行ったが、今年は11月26日から28日までの3日間、感染対策を講じた上での現地開催とした。国内外のギャラリーが一堂に集まり、新進気鋭の作家から工芸界の重鎮まで、質が高く多種多様な作品を手に取ってじっくり吟味しながら購入できる、国内唯一の「工芸」に特化した見本市。国立工芸館もオープンし、ますます工芸王国として金沢の存在価値が高まる中での開催となり、発信力への期待も寄せられている。
会場は、昨年8月に金沢駅前にオープンした「ハイアット セントリック 金沢」で、ギャラリーごとに客室を借り切る形で展示を行う。同ホテルでは、内装やインテリアに地元作家の工芸作品を多用しており、館内全体で作品を楽しめる空間を演出。入場料は、2日通し券で2,000円。30~40ギャラリーの出展を予定している。
実行委員長の福光松太郎さんは「より暮らしに近い空間で作品を手に取っていただけるよう、ホテルの客室を使った展示を採用している。国内外のギャラリーが一堂に集結するこの機会に、暮らしをより豊かにする作品を見つけていただければ」と話す。
現在、出展ギャラリーを公募している。受け付けは6月25日まで。