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子どもたちのデザインプロジェクト「コドモチョウナイカイ」、21美で始動

コドモチョウナイカイ事務局代表、式地香織さん

コドモチョウナイカイ事務局代表、式地香織さん

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 子どもたちが自分たちで「おまつり」を作り上げる長期プログラム「デザインであそぶ まなぶ つながる コドモチョウナイカイ」が4月3日、金沢21世紀美術館(金沢市広坂1、TEL 076-220-2814)でスタートした。

【VRで読む】21美で始動した、子どもたちのデザインプロジェクト「金沢版コドモチョウナイカイ」

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 「コドモチョウナイカイ」は、アートやデザインで他者に優しく、社会を丸くしていくことができないかという思いを背景に、2014(平成26)年に建築家の式地香織さんが活動を開始。多くの専門家も関わりながら、東京のSHIBAURA HOUSE(シバウラハウス)を拠点に、子どもたちが1年間を通して「おまつり」を作り上げるというプログラムを毎年実施してきた。東京以外で行われるのは、今回が初となる。

 壁面では、7年間のプロジェクトの活動を紹介。子どもたちが自由な感性で作り上げた作品も並ぶ。式地さんによると、まずは活動を知ってもらい、デザインの目線を取り入れると子育てが楽しくなることを感じてもらう狙いもあるという。4月3日から2日間にわたって開かれたオープニングワークショップでは、小さい子どもたちから大人まで、会場を訪れた人が自由に参加。皆でデザインの森を作ろうと、さまざまな形に切り抜かれたカラフルなカッティングシートを「たね」に見立て、小さな子どもたちも壁面のガラスに一つ一つ貼り付けながら木を描いた。

 プロジェクトでは、5月にコアメンバーを募集。6月からメンバーによるミーティングを重ね、3月末に子どもたちが考え準備した「おまつり」を実施予定。その他、一般向けのワークショップも随時開催する。

 キュレーターの高橋律子さんは「金沢はワークショップが盛んな地域だが、このプログラムには社会を考える要素が加わっており、さらに学びがある場になればと考えている。会場のレイアウトもどんどん変え、さまざまなワークショップも開催していく予定なので、何度も足を運んでいただき楽しんでもらいたい」と話す。

 開場時間は10時~18時(金曜、土曜は20時まで)。月曜休館。

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