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写真展「国際交流員が見た石川」 4カ国の外国人が独自の視点で表現する21点

石川国際交流サロン

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 石川県の国際交流員が県内の風景などを撮影した写真展「国際交流員が見た石川」が現在、石川国際交流サロン(金沢市広坂、TEL 076-223-8696)で開催されている。

【VRで読む】写真展「国際交流員が見た石川」の会場風景

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 県国際交流協会が主催する同展。新型コロナウイルス禍で多くの事業の中止が決まる中、「新しいことをしたい」と交流員らが提案した。現在、在籍する交流員の出身はブラジル、ロシア、韓国、英国の4カ国。通常は海外からの来訪者が知事と面会する際の通訳や観光ガイドの翻訳、小中学校での出前講座などを行っている。

 大正末期に建築された数寄屋造りの民家の風情を生かした展示を試み、メインとなるギャラリーは蔵を利用する。4人がおのおの独自の視点で撮影した県内の観光地などの写真21点を、館内随所に展示する。出展するのはブラジル出身のサンタナ・ルーカスさん、ロシア出身のアナニエフ・ヴラジミルさん、韓国出身のキム・ジュヨンさん、イギリス出身のポール・モーガンさん。

 「鼠多門の夜明け」を撮影したルーカスさんは「鼠多門とその後ろに昇ってくる太陽を撮影したかった」、「加賀の太鼓奏者」については「自身が参加した加賀豊年太鼓保存会の大先輩の姿を写した」と話す。「秋の祝福」を撮影したキムさんは「光、色、紅葉が見栄えるように撮影した。夏の暑い時期に紅葉の季節になればこの通りはきれいになるだろうと思っていた」と話す。

 同協会担当者の遠藤信広さんは「兼六園や金沢城の写真も素晴らしいが、それ以外にも住宅街や道端の木やお地蔵さんなど、彼らの視点で映した日本らしさの写真を見てほしい」と話す。

 開場時間は10時~18時。月曜休館。3月14日まで。

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