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金沢駅前の3店舗で「TABLE FOR TWO」メニュー提供 学生ら「じわもん素材」テーマに考案

「TABLE FOR TWO」メニューを開発した「Team OneS」の皆さん

「TABLE FOR TWO」メニューを開発した「Team OneS」の皆さん

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JR金沢駅前の飲食店3店舗が1月8日、開発途上国の子どもたちに給食を届ける「TABLE FOR TWO」プロジェクトとして新メニューの提供を始めた。

金沢駅前の飲食店3店舗で提供される「TABLE FOR TWO」メニュー

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 「TABLE FOR TWO」は日本で始まった社会貢献活動で、健康に考慮したメニューを対象店舗で購入すると、食事代のうち20円がアフリカやアジアなどの子どもの1食分の給食費になるという取り組み。ヘルシーメニューで健康に気を配りつつ寄付もできるとして、国内の企業や官公庁、学校など約700団体が参加している。

 市内に本社を置き、富山県や関東地方でも飲食店を展開する「アイエムエムフードサービス」(金沢市森山1)が、「TABLE FOR TWO」普及のため社会人4人と学生5人で北陸を中心に活動するボランティア団体「Team OneS(チーム・ワンズ)」へ声を掛け、2020年8月にプロジェクトを立ち上げた。

 新メニューは以下の通り。「金沢フォーラス」(堀川新町)6階「海老(えび)天丼こし」の「彩菜いしかわ御膳 ~だし香るホクホク金時ごはんと地物食材のサクサク天ぷら~」(1,180円)、7階「sabrina カフェ&テラス」の「金沢ゆず香る源助大根ポタージュ」(セット価格200円、単品350円)、「じわもん野菜のごろっとドリア」「シャキっと塩鮭(さけ)のクリームグラタン」(以上980円)、「いしかわ里海グラタン」(1,200円、以上3品はポタージュとセット販売可能)。「マストスクエア金沢」(広岡1)2階「THE STATION BAR MIXOLOGY」の「能登金時と加賀蓮根のポトフ」(700円、価格は全て税別)。酒をメインに提供するバー業態での取り組みは全国的に見ても珍しいという。

 「Team OneS」のメンバーは3つのチームに分かれ、「ヘルシーかつ地物食材を使った地産地消メニュー」をコンセプトに3店舗のメニュー開発に携わった。「海老天丼こし」のメニューを考案した金沢大学1年の上原ほなみさんは「大学入学後もオンライン授業が続き、新しいことに挑戦できる貴重な機会と感じた。メニュー開発を進めるうち、理想や新たな客層に向けたイメージがどんどん生まれ、彩りや食感などを意識しながらカロリーを抑えたり、地元野菜の味を引き出したりする工夫が難しくも楽しかった」と話す。

 「sabrina カフェ&テラス」を担当した石川県立大学食品科学科2年の奈倉千春さんは「自分で考えたメニューを販売できるのは、学校では得られない大きな人生経験になった。加賀蓮根の食感をより良く感じられるよう切り方などにこだわった」と話す。

 営業時間は、「海老天丼こし」「sabrina カフェ&テラス」=11時~23時、「THE STATION BAR MIXOLOGY」=19時~翌1時(金曜・土曜は翌2時まで)。提供は3月31日までの予定。

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