金沢・片町で人気を集めてきた焼き鳥店「松葉ともみじ」が8月1日、金沢駅前に開業した商業施設「クロスゲート金沢」内(金沢市広岡、TEL 076-204-9489)2階に移転オープンした。
【VRで読む】「クロスゲート金沢」内2階にオープンした「松葉ともみじ」
「鳥珍や」の屋号で焼き鳥店6店舗を県内に展開するオーナーの和田知晃さんが、2018(平成30)年に立ち上げた新ブランド「松葉ともみじ」。土佐や紀州など全国から部位ごとに選んだブランド鶏を国産の備長炭を使いふっくらと焼き上げる。県内珠洲産の竹炭塩を目の前で削り振りかけるパフォーマンスも行う。
カウンター11席とテーブル4席を設け、客単価は4,000~6,000円程度。「金沢の玄関口とあり和の雰囲気にまとめつつも粋な店づくりを目指し、焼き鳥店らしく暖簾(のれん)にはこだわった」と和田さん。街中から駅前への移転とあり、観光客や外国人などの利用客を見込んでいたが、コロナ禍で状況が一変。地元客にターゲットをシフトした。16時と早い時間帯から夜営業を始め、はしご酒の利便性を考えたところ、前店から倍ほどの売り上げを確保したという。
メニューは焼き鳥など約20種を1本250円で提供。事前に苦手なものやアレルギーを聞き、店のお任せで1本ずつ提供するスタイルとした。5本目以降はリクエストや好みの串を選ぶこともでき、5本以内のストップも可能(ストップの際は1本前で伝える)。一品料理は「さつま知覧どり」を使った「もも肉たたき」「むね肉たたきユッケ」(以上880円)や、「自家製厚揚げ」「炭焼き磯部餅」(以上480円)、「白レバーブリュレ」(580円)など。締めには「松葉ともみじのTKG」「磯のり氷見うどん」(以上480円)、「極濃厚卵の親子丼」(880円)などを用意する(価格は全て税別)。
和田さんは「駅前という立地に移転を決めた後、コロナ禍で当初のイメージとは変わったが、これまでの地元のお客さまにも気軽に使っていただけるよう運営していきたい」と話す。
営業時間は16~23時。日曜定休。