小松市の瀬領温泉にあるオーベルジュ「瀬々らぎの森 エトワールエフェ」(小松市瀬領町、TEL 0761-46-1565)が、7月ごろまでの期間限定で、1棟貸し切りのプランの提供を始めた。
【VRで読む】小松の瀬領温泉のオーベルジュ「瀬々らぎの森 エトワールエフェ」
オーナーのくぼ砂由美さんは、新型コロナウイルスの影響による外出控えや心配などによるストレスを、人が少ない山あいの緑豊かな場所で癒やしてもらえればと、平日と日曜の宿泊を全て貸し切りに対応できるようにした。
「古きフランスの田舎の家」をイメージし、家具は全てオリジナルで、照明器具やファブリック、取手やフックなど細部至るまでくぼさんが選び抜いた輸入品を使い、こだわりのインテリアに仕上げた。 もともと輸入住宅会社の営業をしていたくぼさんは、独立してオリジナル家具も手掛けるインテリアショップを経営。2017(平成29)年にモデルルームとして、宿泊できる施設を造った。1階の客室にはデッキにバスタブが置かれ、木々の緑を眺めながら入浴できる。
本館は、元料理旅館だった建物を2014(平成26)年に改装したもの。オリジナル家具やインテリア用品のショップやカフェのほか、日帰り温泉(500円)、足湯(100円)も利用できる。
宿泊客は本館のカフェスペースで、川の流れを間近に眺めながら食事を取ることができる。肉・魚・卵といった動物性の食材は一切使わず、大豆でできたソイミートや地元産の野菜を中心にした料理を提供する。同じく本館にある天然温泉も貸し切ることができ、くぼさんは「不安な世の中だからこそ、心も体もリフレッシュして明日からの原動力にしてほしい」と語る。
貸し切り料金は、大人1泊1万3,200円(朝食付き)、1万8,700円(ディナー・朝食付き)で、1人から15人まで宿泊可能(1人の場合は2,000円増し)。水曜定休。