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金沢・湯涌に古民家カフェレストラン まちづくり推進リーダーが店主に

古民家を改修したカフェレストラン「とある丘」

古民家を改修したカフェレストラン「とある丘」

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 カフェレストラン「とある丘」(金沢市下谷町チ97、TEL 090-2035-9119)が7月13日、金沢市の湯涌温泉街近くにオープンした。

【VRで読む】金沢・湯涌にオープンしたカフェレストラン「とある丘」

 1955(昭和30)年ごろに建てられた、99平方メートルの古民家をリノベーションした2階建ての店舗は、1階にレストランとして4卓12席を設け、自家栽培の野菜やハーブを使った「本日のパスタ」や「とある丘オムライス」(以上950円)を提供する。オムライスには下谷町で採れたコシヒカリを100%使用し、玄米に近い「八部かち」で精米することで栄養価も高い。

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 レストランでシェフを務める北裕樹さんと、デザート担当の母・多美栄さんは「できるだけ地元の食材を使い、化学調味料は使わない。子ども向けのメニューも用意し、安全にこだわった食事を提供していきたい」と話す。

 2階ではカフェスペースとしてテーブル2卓4席、カウンター2席、ハンモック4席を設け、店主の北幹夫さんが医王山からくんだ水で入れるコーヒーやハーブティーを提供する。幹夫さんは「花咲く湯涌・まちづくりネットワーク推進プロジェクト」のリーダーで、消防士の傍ら20年間地元の芝原中学校でテニスを教えてきた経歴を持つ。

 年々、湯涌地区に住む世帯や子どもの数が減り、中学生が学年で0人の年もあったことから、幹夫さんは湯涌への移住促進に尽力し、2012(平成24)年から子育て世帯を中心に全11世帯の定住に結び付けてきた。今回のオープンに当たり、周辺住民や地元の造園屋、デザイナーなどと協力し、新たな賑(にぎ)わい創出や湯涌全体の回遊性の向上を目指す。

 幹夫さんは「それぞれ違う業種で経験を積んできた家族をはじめ、地元で働く人や仲間の協力で、これまでの集大成となる店ができた。小高い丘から見える田園風景は、人の生きる原点。さまざまな人が集まり、いろいろな話をして情報交換したり、近くの寺や工芸家のギャラリーなどを巡ったりと、楽しんでいただきたい。今後は湯涌温泉街の旅館とカフェのタイアップ企画も実現していけたら」と展望を語る。

 営業時間は10時~18時。木曜・金曜定休。

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