自然体験から子どもの発育を促す「森のようちえん」の体験説明会が1月31日、主催の「ガイア自然学校」(金沢市若松町、TEL 076-225-8155)で開催される。
「森のようちえん」は北欧をはじめとする世界各国では多くあり、昨今では日本でも国会議員の発起人による「森のようちえん進行議員連盟」が設立されたり、民間の幼稚園や自主保育として実施する団体が増えたりし、注目度も上がり、発展してきているという。
同団体では、「子育て」や「心の教育」という目的から、子どもを対象にさまざまな事業を実施している。青少年育成事業の一環で大学生ボランティアの育成も行っており、その卒業生が親子イベントに参加した際、「『森のようちえん』を月に一度ではなく、毎日通える幼稚園として開園してほしい」との声が上がったという。代表の成田裕さんは「子どもたちにとって有意義なことを一番知っている卒業生から声が上がったことがきっかけになった」と話す。
今年4月に予定している通園型「森のようちえん」の開園に先立ち、入園希望者に向けて説明会を開く。0歳~2歳と保護者を対象とした「親子クラス」、3歳~5歳を対象とした「保育クラス」の2クラスを準備予定。説明会当日は、保護者への詳細説明のほか、園で実際に提供する昼食の提供、たき火を囲んだ森遊びなどを予定する。
成田さんは「子どもはできるだけ年齢が若いうちに、自然に触れて伸び伸びとした体験をすることが大切。実際の親御さんだと、心配して遊びを止めてしまうこともあると思うが、当園では子どもたちに自己肯定感や感受性を高める体験を提供できれば」と話す。「体験説明会で園の考え方や方針を知っていただき、通園を考えるきっかけにしていただければ」とも。
開催時間は10時~13時。参加無料(昼食付き)。参加方法はフェイスブックページで確認できる。説明会は2月21日にも実施予定。