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白山の老舗和菓子店がリニューアル パティシエの経験生かし新しい客層取り込みへ

「雅風堂 本店」のスタッフのみなさん

「雅風堂 本店」のスタッフのみなさん

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 白山市の和菓子店「雅風堂 本店」(白山市徳丸町、TEL 076-276-3488)が11月22日、移転オープンした。

【VRで読む】白山市徳丸交差点近くに「雅風堂 本店」が移転オープン

 1949(昭和24)年に創業し、石川県内に現在5店舗を展開。本店は1980(昭和55)年から39年間、同市布市町で営業してきた。今回、道路拡張や代替わりをきっかけに同社工場の敷地内へ本店を移転。新たな店舗は今までの「重厚感ある高級和菓子店」のイメージから、気軽で入りやすい雰囲気にこだわり、白木を基調とした「ホッとできる空間づくり」を目指したという。

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 オープン初日から3日間開催したイベントでは、子ども連れのファミリー層や若い世代など、今までにない客層も訪れた。東京でイタリアンのシェフやパティシエの経歴を持つ店長の安田誠史さんは「和菓子と洋菓子の垣根を越えた新しいお菓子を、広い世代のお客さまに提案したい」と意気込む。

 今回のリニューアルを機に、同店の看板商品でもある大福に注目し、一時期店頭から消えていた「豆大福」(162円)を冬季限定で復活させた。1月中旬から3月中旬までの2カ月で約9万個を売り上げるという「いちご大福」につなげる。

 店頭では和菓子店らしいガラスのケースだけでなく、平台に季節の生菓子を並べ、気軽に一つから購入できるよう工夫した。冬の生菓子として五郎島金時をつかった「おいも」(同)や、栗がまるまる一個入った「栗大福」(184円)もお薦め。今後は店内にイートインスペースを設け、和菓子カフェとしてドリンクなども提供していきたいという。

 安田さんは「住宅地や公園に近い立地を生かし、地域に密着した和菓子店として、新しい雅風堂のイメージを広めていきたい。かしこまった贈答品というより、もっと身近に和菓子を感じていただき、カジュアルな手土産やおやつとしても利用してもらえれば」と話す。

 営業時間は9時~18時。