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金沢中心部に雌牛にこだわる焼き肉店 コンセプトは「コトを売る」

和牛盛り合わせ

和牛盛り合わせ

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 雌牛にこだわる焼き肉店「焼肉きたじま」(金沢市尾山町、TEL 076-225-8029)が8月1日、金沢市中心部の尾山神社近くにオープンした。

【VRで読む】南町交差点近く(尾山神社近く)の「焼肉きたじま」

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 地元で28年、焼き肉店で経験を積んだ北島宏幸さんが開店した。「コトを売る」をコンセプトに、1950年代の柱や梁(はり)などを残し木目調にまとめたシックな店内にはジャズが流れる。和テイストの中庭やオープンキッチンからライブ感を楽しめる。ゆとりを持たせたレイアウトで、カウンター6席と個室・半個室などを含むテーブル30席を設ける。

 「おいしいのは当たり前。水分が多く融点が低い雌牛を、ブランドにはこだわらず赤身と脂のバランスを考えて一番いいものを仕入れる」という北島さん。独自に水分を抜くなど工夫を凝らし絹のような口溶けに仕上げ、各席に設置された富士山麓の溶岩石で焼く。

 ターゲットは30代以上の地元客や観光客。客単価は当初5,000円程度を想定していたが、開店以降約7,000円を保つという。積極的に客に声を掛けるスタッフは「県外の人も多い。口コミやネット、ホテルで情報を得てくる人も」と話す。

 和牛のメニューは「カルビ」(並=1,000円、特上=2,800円)、「ヒレ」(並=2,200円、シャトーブリアン=3,800円)、「週替わり赤身牛」(並=1,000円、上=1,900円)、盛り合わせは「おまかせきたじま盛り」(1人前=1,690円、4人前=6,600円)など。

 一品料理は「ローストビーフ」(1,200円)、「週替わりキムチ」(380円)など。締めの人気筋は「激ウマ石焼うどん」(1,200円)、端肉をふんだんに使った「まかないカレー」(中=580円、大=780円)。カウンターでシェフと向き合う「シェフズテーブル」(1万2,000円)のほか、4,000円~1万円まで多様なコース料理も(価格は全て税別)。

 北島さんは「ワンランク上の脂にこだわった焼き肉を、ゆったりと落ち着いた空間で楽しんでもらいたい。将来自分の店を持ちたい心意気のあるスタッフと共に盛り上げていきたい」と話す。

 営業時間は17時~23時30分。日曜定休。

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