ワインショップ、カフェ、ワインバーを併設する「ハイディワイナリー金沢」(金沢市本町2、TEL 076-221-6944)が金沢駅近くに移転オープンして1カ月がたった。
【VRで読む】金沢駅近くにオープンした「ハイディワイナリー金沢」
運営するのは、奥能登にある「ハイディワイナリー」(輪島市門前町)。社長の高作正樹さんは横浜市出身。新潟やフランスのワイナリーで醸造家として研さんを積み、2011(平成23)年に同社を設立。日本海を望む畑でブドウの栽培、醸造を始めた。現在ではカフェ&レストランも営業する。奥能登の地を選んだのは、「完熟したブドウが育つ、病害が発生しにくいなどワイン用のブドウ栽培に適した環境と、父の実家がありなじみがあったから」という。
昨年8月に金沢市入江にワインショップをオープン。今回、新店舗のオーナーである坂本太朗さんとの縁に恵まれ、移転オープンすることになったという。
新店舗はワインショップとカフェ、バーが併設する。ショップでは、磯の香りや塩分、海のミネラルを含んだ奥能登らしい「千里」(3,500円)、総持寺祖院(輪島市門前町)の僧侶とともに植樹したブドウを使った「相承」(3,500円)などオリジナルワインを販売。全20席を備え、カフェでは、「ワインの有料試飲」(620円~)のほかスイーツやオリジナルドリンクを提供。バーでは、「グラスワイン飲み比べ」(1,000円)に加えて「能登牛ハンバーグ」(1,700円)、「コース料理」(3,500円~)などを用意する(価格は全て税別)。
高作さんは「『千里』は地球の裏側からでも千里はるばる訪れて飲んでいただきたいという思いを込めて名付けた。『相承』は全国的にも珍しいお寺とワイナリーのコラボを楽しんでいただきたい」と話す。「門前のワイナリーではブドウ畑と醸造所の見学と試飲が楽しめるツアーも行っている。今月からちょうどブドウの収穫が始まる。この機会に奥能登にも足を運んでいただけたら」とも。
営業時間は、ワインショップ=13時~23時、カフェ=13時~18時、バー=18時~23時。月曜・火曜定休。