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石川県地場産センターで加賀友禅作家ら展示会 ライトパネルなど新たな可能性提案

「KOIZA」と加賀友禅作家の太田正伸さん

「KOIZA」と加賀友禅作家の太田正伸さん

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 石川県庁近くの「地場産業振興センター」(金沢市鞍月2、TEL 076-268-2010)で現在、「加賀友禅 DECO KOIZA 鯉×恋×来 Koi×Koi×Koi展」が開催されている。

【VRで読む】「地場産業振興センター」で開催中の「加賀友禅 DECO KOIZA 鯉×恋×来 Koi×Koi×Koi展」

 同展のメインとなるのは、加賀友禅作家25人からなるグループが協力し制作した、縦1メートル×横3メートルの「加賀友禅ライトパネル KOIZA(こいざ)」。加賀友禅の新たな可能性を模索し、建築業界やインテリア業界への提案として、薄型LEDフラットパネルに加賀友禅を挟み込み、背面から光らせる空間演出用アイテムとして開発した。

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 「加賀友禅ライトパネル KOIZA」は鯉をテーマに作家が1人3~6枚、それぞれにデザインし描いた絵柄を使う。作品に参加した加賀友禅工房「文庵」(高尾3)の太田正伸さんは「同じ鯉でも作家によってエレキギターを持っていたり、浮世絵のようなデザインであったりと、表現に違いがあり面白い。作家それぞれの持ち味を楽しんでいただければ」と話す。鯉は海外でもコレクターがいるほど人気ということもあり、「国内外に向け、多くの方が加賀友禅に恋し、加賀友禅を見に来てもらうきっかけになってほしい」という思いが、作品や展示会のテーマにもなっている。

 会場ではその他、22人の加賀友禅作家が着物や帯、小物など470点を出品。クラシカルな訪問着や額のほか、加賀友禅を使ったピアスや「金澤きものタンブラー」、コサージュ、スマホカバーなど、身近で新しい形の作品にも挑戦している。今回、弟子や若手作家らによる「青花会」からも4人が作品を展示。

 太田さんは「ベテラン作家は基本の絵柄をベースに、新たな友禅の使い道を提案した作品も多い。一方、若い作家さんやお弟子さんは、着物や帯など昔からある形に、トランプ柄やリス、クジラなど、自由でポップな柄が斬新で面白い。加賀友禅というとある程度ブランディングされたイメージもあると思うが、まだまだ挑戦し続けている作家たちがいるということを、実際に作品を手に取って、知っていただければ」と呼び掛ける。

 開催時間は9時~17時。8月28日まで。