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金沢近郊の野々市市に新たな地域交流拠点 公民連携の商業施設も併設

「にぎわいの里ののいち カミーノ」の外観

「にぎわいの里ののいち カミーノ」の外観

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 金沢市近郊の野々市市が新たな地域交流拠点「にぎわいの里 ののいちカミーノ」(野々市市本町)を4月1日、オープンした。

【VRで読む】横宮交差点近くにオープンした「にぎわいの里ののいち カミーノ」

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 公民館の機能に市民活動センターを加えた複合施設(公民館棟)と、公民連携の商業施設「1の1NONOICHI」を併設する。「カミーノ」はスペイン語で「道」を意味し、同地が古くから北国街道や白山大道の近くに位置し交通の要所として栄えてきたことから名付けられた。

 3階まで吹き抜けで開放感のある公民館棟では、市民協働のまちづくりを目指す。市民と地域の企業や団体がつながりを深める場として、イベントやサークル、ワークショップの用途に向けたホールや学習室、調理室などのスペースを充実させた。

 「1の1NONOICHI」のコンセプトは「仕事・遊び・食・出会い みんなの学び舎(や)」。起業を志す人が利用できるシェアキッチンやシェアオフィスのほか、カフェ、特産品の展示販売スペース、観光案内を設ける。シェアオフィスにはセキュリティー付きのドアと個人ロッカーやWi-Fiなど起業を目指す人に最適な環境を整える。

 シェアキッチンはプロ仕様の設備を整え、飲食店や食品製造販売を志す人が試験的に使える。1日2組の当番制、1カ月単位で最長半年までの利用が可能で、開業のサポートを受けることもできる。カフェスペースで料理を提供するほか、オリジナル屋号で商品を販売するなどアイデア次第でチャンスが広がる。

 見学と面談から審査を経て採用されたキッチンの利用者「gonma&京大カレー部4代目部長」の中川裕子さんは「最新の厨房(ちゅうぼう)設備を使えるのは魅力的。新たなビジネスモデルを探りたい」と話し、カレー2種などを盛り合わせた「ネパール風ダルバート定食」(800円)を提供する。

 営業時間は、「公民館と市民活動センター」=9時~22時(月曜・祝日休館)、「1の1NONOICHI」=9時~20時(祝日を除く月曜休館)。問い合わせは、公民館=TEL 076-248-0521、市民活動センター=TEL 076-248-7301。「1の1NONOICHI」の食堂・シェアキッチン=TEL 076-259-1167、観光案内・物産館・シェアオフィス=TEL 076-248-7332まで。

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