DIY賃貸アパート「すみれハウス」(金沢市長町1)の内見会が2月10日・11日、金沢市長町で行われた。
【VRで読む】金沢・長町のDIY賃貸アパート「すみれハウス」
「すみれハウス」は、入居者自らが間取りや壁の塗装など自由にカスタマイズできる賃貸アパート。大家である「芝原商事」(幸町)社長の芝原一貴さんの「賃貸でも自分らしく住まいを楽しんでほしい」という思いから、建築設計・監理などを手掛ける「コロコロエンタープライズ」(安江町)、「ことのは不動産」(菊川1)と共にリノベーションに取り組んでいる。
建物は築46年の鉄骨造2階建て。各部屋の面積は約30平方メートル。部屋のタイプは、完全スケルトン状態で入居者が間取りから壁、床の仕様まで自由に改装できる「ハードDIY部屋」(賃料5万3,000円)、玄関やリビングの壁を好きな色に塗ることができる「ライトDIY部屋」(同4万8,000円)、芝原さんが先行して改装した「お手本DIY部屋」(同5万4,000円)の3種類。芝原商事がDIY資金として最大180万円を負担する。居住用だけでなく、事務所や店舗などでの利用も可能。
内見会には、入居を検討している人などが多数訪れた。10日は、豊富な色と風合いのある仕上がりで人気を集める塗料「PORTER'S PAINTS」の塗装体験ワークショップを開催。誰でも手軽に塗ることができるため、子どもたちも壁塗りを楽しんだ。11日は、芝原さんがDIYのコツや費用についてなど体験談を話した。
芝原さんは「築年数は経過しているが、昔ながらの味わいがある。住まいに興味があり、自分仕様で暮らしたい方に住んでいただけたら。自分で手を加えて作ることが好きな方にお勧め」と話す。一部の部屋は契約済み。内見は随時受け付ける。