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石川県民のソウルフード「芝寿し」、本社敷地内にフラッグシップ店 古民家を移設

築160年の古民家を移築し、店舗にした「芝寿しのさと」

築160年の古民家を移築し、店舗にした「芝寿しのさと」

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 「芝寿(ず)し」のフラッグシップ店「芝寿しのさと」(金沢市いなほ2、TEL 076-240-4822)が11月1日、いなほ工業団地の本社敷地内にオープンした。

【VRで読む】いなほ工業団地内にオープンした「芝寿しのさと」

 「芝寿し」は金沢に伝わる祭りずしをベースにした押しずし「笹(ささ)寿し」などを販売し、石川県民のソウルフードとも呼ばれている。2015年に本社工場を、いなほ工業団地にある5100坪の広大な敷地に移転した。移転前から「食のテーマパークを作りたい」という構想があり、計画から10年近くたって今回、オープンにこぎ着けたという。

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 店舗は白山市にあった築160年の古民家を移築した。店内には商品の販売コーナーのほか、奈良県の伝統的なかまど・竈(へっつい)やオープン厨房(ちゅうぼう)を設置。炊きたてのご飯で作るおにぎり(120円~220円)や、実演商品などを販売する。

 客席としてカウンター5席、テーブル20席を設け、「芝寿し」店舗としては初のイートインスペースを用意した。ランチメニューとして1日30食限定の「さと御膳」(2,000円)を提供。笹寿しや寝かせ玄米の押し寿し、季節の棒寿しなどのほか、季節替わりのおかずや、人気商品のおはぎ「まりちゃん」のミニサイズ、ドリンクが付く。カフェタイムには笹寿しをイメージした「笹寿しチーズケーキ」(300円)や「3種のデザート」(400円、以上税別)、酢飯に合うコク深い味にこだわったオリジナルブレンドのコーヒーなども。

 今後は店内で笹寿し体験教室や、ワークショップも開く予定。店舗の前には「白山連峰の神々と自然に育まれた稲作の風景」をイメージしたという600坪の庭園を設け、散策もできる。

 梶谷晋弘会長は「芝寿しのさとのテーマは、伝統の承継と革新へのチャレンジ。当店でしかできない体験や、限定商品なども販売し、今後の研究のステージとしての役割も担っている。地域のお客さまに愛され、ここに来たらほっとするという安らぎを提供できる店舗を目指していきたい」と話す。

 営業時間は8時~18時。水曜定休。