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エビマヨ・冷しゃぶのちらしずし-金沢「芝寿し」、若者狙い発売

店頭に並んだ新発売の各種ちらしずし

店頭に並んだ新発売の各種ちらしずし

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 ササの葉で包んだ押しずし「笹寿(ささず)し」の老舗「芝寿し」(金沢市保古3)は7月30日、香林坊大和店(香林坊1)限定でエビマヨや豚肉の冷しゃぶをのせたちらしずしの販売を始めた。若者を新たなターゲットに据えた新商品で、順調に売れ行きを伸ばしている。

発売された「ぷりっぷり海老マヨちらし」

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 芝寿しは1958(昭和33)年、金沢で祭りの際に食べられる押しずしの持ち帰り店として創業。笹もちにヒントを得た笹寿しや、巻きずし、赤飯を入れた弁当の販売で広く知られている。

 香林坊大和店は同百貨店地下食品売り場のリニューアルに伴い、同社の店舗としては初めて厨房を開設したことから、従来の顧客層である年配客に加え、若年層も呼び込めるできたてメニューを追加しようと知恵を絞っていた。来店客に対するモニター調査も行い、最も人気があったエビマヨとヘルシーな豚肉の冷しゃぶ、食べ応えを求める若者の好みに応えた豚丼などをちらしずしにしてラインアップに加えることにした。

 海老マヨちらし(420円)はすし飯の上に玉ねぎとキュウリ、ニンジン、レッドオニオンのサラダを敷き、エビをのせてある。冷しゃぶちらし(350円)は北海道・帯広で放牧されて育った豚の肉を使い、サラダとパプリカをあしらった。酸味をきかせたオリジナルのたれをかけて食べる。豚丼ちらし(同)も同じ肉を使い、ボリューム感を打ち出す。発売後、主に女性客が買いに訪れているという。

 芝寿し香林坊大和店の千葉修平店長は「今までの歴史も大事だが、新しいことをやっていかないと時代の流れに乗れない。芝寿しの歴史の中で大きな一歩になったと思う。買いに来てくださったお客さまがリピーターになってくれるよう、努力していく」と力を込める。

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