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金沢の都市景観をグリーンインフラから考える討論会 市民らへの協働呼びかけ

金沢の都市景観イメージ

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 国際シンポジウム「都市景観をグリーンインフラから考える-金沢市における活用と協働-」が8月31日、広坂のしいのき迎賓館(金沢市広坂2)のガーデンルームで開催される。主催は金沢大学地域政策研究センター。

国際シンポジウム「都市景観をグリーンインフラから考える」チラシ

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 今年、施行50周年を迎えた「金沢市における美しい景観のまちづくりに関する条例(金沢市景観条例)」。この条例により、金沢らしい町並み・景観を構成している斜面緑地、用水、川筋景観、庭園などが保全・再生されてきた。その中で、市民参加による維持管理や都市景観の中にある自然が持つ多様な機能をより賢く活用することが課題となっている。

 同討論会では、「セッション1」で国内外の先進事例からグリーンインフラについて学び、その報告から「セッション2」で金沢の都市景観をグリーンインフラとして捉え直すことを目指す。各セッションでの報告を踏まえ「ラウンドテーブル」では、これからの都市景観の方向性、市民・行政・研究者などの多様な人たちによる協働と活用の在り方について討論する。

 同討論会をきっかけに、金沢の都市景観をグリーンインフラとしての活用に向けた多様な人たちのプラットフォームづくりも。金沢大学地域政策研究センター准教授の菊地直樹さんは「多くの関係者の協働が不可欠であり、都市の景観は市民のものであるため、研究者や行政関係者だけではなく、NPO・企業・市民など多様な人に参加いただきたい」と話す。

 菊地さんは「金沢の素晴らしい都市景観は重要な観光資源にもなっており、都市の中で自然を感じられる貴重な場所でもある。少子高齢化が進む中、多様な人々が協働しながら都市景観を活用していくためには何が必要なのかを、一緒に考える場になれば」と話す。

 開催時間は9時30分~17時(9時開場)。定員は80人。参加無料。事前申し込みが必要。申し込み方法はホームページで確認できる。

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