金沢の竪町通りの近くに、ベルギーやドイツなどのビールを豊富にそろえるバー「タテマチ チェ」(金沢市里見町、TEL 076-255-1636)がオープンして1カ月半がたった。
【VRで読む】竪町通り近くにオープンしたバー「Tatemachi CHE」
店主の足立純平さんは、ベルギービール店で働いたことをきっかけにビールのおいしさに目覚め、その幅広さと奥深さを伝えたいと、数年前から開業の準備を開始。埼玉県出身で首都圏にしか住んだことがなかったが、おととし訪れた際に雰囲気が気に入ったことと、自身が好きなスペインの街に似ていたことから、金沢で開業することにしたという。
ビールは、小麦を使ったさっぱりしたドイツビール「シュナイダー ヴァイセ」(900円~)、ピリッと苦いチェコビール「ブロウチェク ラガー」(800円~)、クラフトビールとナポリピザの店「オリエンタルブルーイング」(東山3)の「加賀棒茶スタウト」(800円~)のたる生に加えて、ベルギービールを中心とした瓶ビールなど約35種類をそろえる。瓶ビールは、サクランボ果汁を加えたベルギーの「リンデマンス クリーク」(1,000円)など、個性的な銘柄や高級ビールも用意する。
店舗は約7坪。黄色い壁が印象的な明るい雰囲気の店内に、カウンター2席、テーブル6席を設ける。ノーチャージ、キャッシュオン(代金引換)で、気軽に一杯飲んでくつろげるバーを目指す。足立さんの趣味もあって音楽にもこだわり、日本ではなじみの薄い、フランス、スペイン、イタリア、中南米など非英語圏の音源をBGMに流す。
「世界には多種多様なビールがあって、そのおいしさに感動することも少なくない。ビールの奥深い世界を皆さんにお伝えできたら」と足立さん。「店は大人の遊び場、憩いの場をイメージしている。地元の方も観光客の方もふらっと立ち寄って音楽を聴きながらビールを飲んでまったり過ごしてもらえたら」と呼び掛ける。
営業時間は16時~翌1時。火曜定休。