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金沢で海藻と米粉で作った調理麺開発 片手で食べるスタイルにもこだわり

新しく開発した麺で作った焼きそばとタラコパスタ

新しく開発した麺で作った焼きそばとタラコパスタ

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 金沢の「日本海藻食品研究所」(金沢市本江町)が5月16日、海藻と米粉で作った、片手で食べられる新しい調理麺を完成させた。

新しく開発した麺で作った焼きそばとパスタ

 新しく開発したのは、海藻と米粉で作った麺を焼きそばやパスタとして調理して、食べきりサイズの小袋に入れた調理麺。同研究所が昨年2月に発表した「イカもどき」の食材と同様の技術を応用しているが、今回は水分も加えていないため、常温で約1カ月保存できるのが特長。小麦粉や卵も使っておらず、アレルギーにも配慮する。

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 麺の太さや硬さ、形は自由に調節可能。味付けも自由で、焼きそばソースを使えば焼きそば、タラコのふりかけをまぜればタラコパスタが出来上がる。

 さらに今回は、長方形の小袋に入れて手に持てる形状にして、袋に入った麺をそのまま食べるスタイルも考案した。同研究所はおからや米粉を原料にした「溶けにくいソフトクリーム」を開発しており、「ソフトクリームのように手軽に食べられる物を開発したい」と以前から考えていたことから、新しい麺は片手で食べることもできるようにしたという。

 「いつもは新しい食材を作り出しているが、今回は食べ方まで考えたことでさまざまな想像が広がって、楽しく開発できた」と同研究所会長の白石良蔵さん。「食感は小麦粉を使った物と区別がつかないほどで、おいしく食べていただけると思う。調理する必要もないので、小腹がすいたときやレジャーシーンなどの軽食として活用してもらえたら」と呼び掛ける。

 今後は食品メーカーなどに技術提供を行い、製品化の支援を行う。