「JTB首都圏 ロイヤルロード銀座事業部」（東京都中央区）が企画・運営するラグジュアリーバス「ロイヤルロード・プレミアム」を使った旅行商品で4月～5月、東京～金沢間の限定プランが販売されている。

「ロイヤルロード・プレミアム」の車内

　同バスを使う「夢の休日」は昨年4月にスタートしたツアーで、催行率は9割に迫る。北陸新幹線開業後、法人向けや貸し切り旅行として北陸の名所を巡る企画商品を積極的に投入。全国展開することから、各地のスタッフを対象とした勉強会やバスの運行日程に合わせた見学会や体験試乗会なども行う。

　利用者の声を受け富裕層やシニアに向けに企画した同バスは、45人乗りの大型バスを10人乗りに改造したもの。全席窓側の独立型本革シート、各席には手元でチャンネルを選択できるオーディオシステム、クッションとブランケット、パーソナルライト、液晶モニターでテレビやDVD鑑賞をできる設備を備える。化粧室の快適性と飲み物の提供、パントリーも充実させ、ファーストクラスのような乗り心地を追求する。

　北陸向けの4月限定ツアーは、新幹線と能登の観光列車「花嫁のれん」に同バスを組み合わせた移動で、「一千余本の桜」（滋賀）、「足羽川桜並木」（福井）、「兼六園と金沢城跡」（石川）の名桜を巡る4日間のプラン。食から宿など細部に至るまで極上のおもてなしを用意する。5月は、観光列車「のと里山里海号」を盛り込んだ「加賀屋別邸松碧でゆったり過ごすゴールデンウイーク、能登・金沢～北陸の美食味わいの旅3日間」などのプランを予定。

　同社担当の山下直子さんは「『食材の宝庫』ともいえる中部・北陸方面へのツアーはますます注目度が高まっており、今後も価値の高いツアーを提供していきたい」と話す。

　出発日と費用は、4月4日＝42万円～、5月3日＝39万円～など。6人からの参加、チャーターや現地集合や途中離団も可能。予約と問い合わせは、同社サイトと国内旅行デスク（TEL 0120-606-489）まで。