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JRバス、金沢~仙台便「百万石ドリーム政宗号」 運行30周年で新路線

「百万石ドリーム政宗号」の外観

「百万石ドリーム政宗号」の外観

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 西日本ジェイアールバス(大阪市此花区)とジェイアールバス東北(仙台市青葉区)が7月28日、金沢~仙台間の夜行高速バス「百万石ドリーム政宗号」の運行を始める。

「百万石ドリーム政宗号」のシート

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 JRバス発足30周年の節目に新たに導入する同路線について、西日本ジェイアールバス広報室の増田浩之さんは「新たな価値を生み利便性を検討した結果、観光面やビジネスでの利用でも一定の需要が見込めることから初の共同運行に至った」と話す。首都圏や関西圏を起点としたインバウンドの周遊観光ルートとしての利用も見込む。

 鉄道では乗り換えが必要、空路ではコストがかかる同路線で、ダイレクトにリーズナブルに時間を有効活用できる夜行バスの特性を最大限に生かす。既存の仙台~首都圏の「ドリーム政宗号」をモチーフに、加賀百万石で知られる金沢便として「百万石ドリーム政宗号」と名付けた。

 座席は3列完全独立の新型クレイドルシート。シート幅は46.5センチメートル、リクライニング角度は135度で、背もたれを倒すと連動してフットレストが持ち上がり、「ゆりかごのような心地良さ」が特徴。マイカーテンでプライベート空間を保ち、AC100VコンセントやフリーWi-Fiを設置し、ビジネスユーザーの利便性も図る。

 運行ダイヤは主に木曜~日曜と祝日・祝前日と繁忙期を設定する。「百万石ドリーム政宗2号」(金沢駅発・22時10分、富山駅経由で仙台駅着・7時20分)、同1号(仙台駅発・23時、富山駅経由で金沢駅着・8時10分)。増田さんは「同路線を運行する他社と競うわけではなく、切磋琢磨(せっさたくま)しながら都市間でのダイレクトでリーズナブルな輸送モードの浸透を図り、国内外からの観光ニーズを捉え両地域の活性化に寄与していきたい」と話す。

 普通運賃は9,500円~9,900円(別途、学割や早割の設定も)。運行開始記念のキャンペーン(7月28日~9月30日乗車分)は7,000円。予約は、乗車日の1カ月1日前の10時から。「高速バスネット」「発車オーライネット」のほか、西日本JRバス電話予約センター(TEL 0570-00-2424)や仙台駅東口バス案内所(TEL 022-256-6646)などの窓口で販売する。

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