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金沢市郊外に「能登ヒバ材」PRのアンテナショップ 健康志向のベーカリー

「NOTOHIBAKARA BAKERY」の外観

「NOTOHIBAKARA BAKERY」の外観

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 金沢市郊外の住宅地に12月24日、「NOTOHIBAKARA BAKERY(ノトヒバカラ ベーカリー)」(金沢市駅西新町、TEL 076-232-8511)がオープンした。

【VRで読む】駅西新町にオープンした「NOTOHIBAKARA BAKERY」

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 「加賀木材」(金沢市湊)が手掛け、住宅部門の系列会社「ウッドスタイルクオリティー」が運営する同店。全国有数のヒバ材「能登のヒバ」をPRするためのアンテナショップとして開店した。

 ヒバ材は抗菌・消臭・アロマ効果が特長という。同店では床や柱、イートインスペースのテーブルなど随所に端材を有効活用することで、その魅力や活用法を紹介する。「木に囲まれた健康的な住環境と食生活」をコンセプトに、「能登ヒバから=NOTOHIBAKARA BAKERY」とネーミングした。2階建てで、延べ床面積は約75坪。

 ベーカリーのシェフとしてスカウトしたのは、京都出身の谷本元さん。東京で有名パティシエの下で修業し、京都の有名ホテル、湘南や横浜でオーガニックパンの経験を積んだ。自身を「小麦マニア」と言う谷本さんが手掛けるパンは、アイテムごとに小麦の種類を選びブレンドも行う。時間ごとに商品を入れ替えながら約150種類を提供する。

 谷本さんが得意とするのは、小麦本来の味わいを生かしたパン。湘南の豚生産者から取り寄せるチョリソーを使いハーブ塩が香る「湘南ぴゅあ」(350円)、京都の黒七味を使った「黒七味と岩塩のフォカッチャ」(ホール=1,000円、ハーフ=500円、4分の1=250円)、北海道産の餡(あん)をたっぷり詰めたあんパン「marumaru」(140円)など。そのほか、「イチゴメロン」(150円)、自家製のラズベリーコンフィチュールを使った「ジャムパン」(同)など幅広い世代が楽しめる品ぞろえも意識する。店頭には、季節ごとに素材を変えるジェラートも常時6種ほど並べる。

 ベーカリーに併設するショールームは、木工教室やパン作り教室などでの活用を予定し、2階は能登ヒバを使った家具や設備を備える商談スペースとする。同社長の増江世圭さんは「健康的な生活には住環境のほか食生活も欠かせない。住と食を合わせ能登ヒバに触れてもらうことで、その魅力を身近に感じてもらいたい」と話す。

 営業時間は11時~19時。火曜定休。

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