金沢の近江町市場近くに7月18日、「金沢カプセルホテル武蔵町」(金沢市武蔵町、TEL 076-208-5100)がオープンした。
【パノラマVR】近江町市場近くにオープンした「金沢カプセルホテル武蔵町」
北陸新幹線開業後、金沢駅前や街中でホテルやゲストハウスなど宿泊施設の開業が相次ぐ中、金沢ではまだ数少ないカプセルホテルを運営するのは、レジャー、飲食、不動産などを幅広く手掛ける「あるぺん村」(富山市)。
外観には金沢の街並みに映える木虫籠(きむすこ)をイメージした格子をあしらい、内装はエレベーターの中まで畳敷きにして裸足(はだし)でゆっくりと過ごせる「和のおもてなし」を演出する。その立地から観光客やビジネス客に加え、外国人客の利用も見込み外国語を話すスタッフも置く。
6階建ての館内には全120の寝台(ベッドサイズ幅105センチ×奥行き207センチ)を設ける。2階の女性専用フロアにはロッカールーム、洗面コーナー、シャワーブースと休憩室をまとめ、セキュリティー認証システムで女性1人でも安心して利用できるよう工夫した。男性用シャワーブースと洗面コーナーの最上階6階は、眺めも良く開放感ある雰囲気に仕上げた。
1階はロビーと喫茶スペースを設け、売店では同社製品で富山の名産品「幻のます寿司(すし)」を販売する。お盆明けから始めたランチサービス(11時~14時)は、「ます寿し」にそばが付いたAランチ(980円)と、吸い物が付くBランチ(680円)を用意する。
市の観光ボランティアスタッフでもある総支配人の木下一夫さんは「宿泊施設の開業が続く。今後は宿泊スタイルでのすみ分けを図り、それぞれの特徴を生かしていければ」と話す。
チェックイン=15時~、チェックアウト=10時まで。小学生以下の利用は不可。料金は、日曜~木曜=3,800円、金曜・土曜と繁忙期=4,800円。テレビ付きは同=4,300円、同=5,300円。予約は電話とウェブサイトで受け付ける。