金沢のしいのき迎賓館(金沢市広坂2、TEL 076-261-1111)で5月13日、北欧のライフスタイルを提案する「北欧暮らしのスタイル展」が始まった。
冬が長い北欧では、家を中で快適に過ごすために、デザイン性の高い家具、自然や動物をモチーフにしたテキスタイル、おしゃれで実用的な雑貨などを取り入れて生活を楽しむ文化が根付いている。北欧と共通点が多いといわれる北陸には北欧アイテムを扱う店が点在しており、今回は県内の人気店が集まり、家具や雑貨の展示販売、手作りクラフトのワークショップなどを行う。
館内3会場で行われ、ギャラリーAでは、北欧の家具や雑貨を取り入れたインテリアのコーディネートを提案する展示や、北欧ビンテージ雑貨店「ピップリケラ」(高岡町)が皿やカップ、ガラスの器などを販売するほか、石川県デザインセンター(鞍月)の「北欧工芸デザイン」コレクション作品も展示する。ギャラリーBでは、スウェーデンの陶芸家リサ・ラーソンさんやフィンランドの人気キャラクター、ムーミンの器やお菓子、ぬいぐるみなどを販売。同展限定のクッキーの詰め合わせも用意する。
しいのきプラザでは週末を中心に、北欧のコーヒーやシナモンロールなどを振る舞ったり、フィンランドの伝統装飾・北欧柄の器やパネルなどを作るワークショップを行ったりする。27日には北欧音楽のライブも開く。
開催初日から女性や親子連れなど多くの客が途切れることなく訪れる盛況ぶりを見せている。主催する同館の矢津有規さんは「好きな物を長く大切にするのも北欧のライフスタイルの特徴。お気に入りの家具や雑貨を見つけて、毎日の生活に取り入れていただけたら。北欧好きな人はもちろん、そうでない人も気軽に立ち寄ってもらいたい」と呼び掛ける。
開催時間は10時~18時(最終日は16時まで)。入場無料。ワークショップの開催日時や料金など詳細はホームページで確認できる。今月28日まで。