石川県産業展示館(金沢市袋畠町)で6月4日・5日の2日間、北陸地方最大級のアリーナロックフェス「百万石音楽祭2016~ミリオンロックフェスティバル~」が開催される。
「百万石音楽祭~ミリオンロックフェスティバル~」2015年の様子
2013年の初開催時には1~4号館ある同館のうち3号館のみを会場に、1日をかけて9組のアーティストが出演した。2年目、3年目は会場を3・4号館に拡大。開催も2日間となり60組近くのアーティストが出演、2万人を動員した。
4年目の今回は4号館全てを会場として活用。毎年用意される「白山アリーナ」「立山アリーナ」に「勝山アリーナ」が加わり、北陸三県それぞれを象徴する山の名前がそろった。
実行委員の中澤友也さんは初開催時、「10年後を目標に、産業展示館全てを使うような数万人規模の大型イベントを目指したい」と語っていた。短期間で目標に到達し、全国からも注目されるフェスに成長した理由を中澤さんは「年を増すごとに動員に比例して大きくなっていく来場者の期待値が最大の理由と考える。それに応えるためにスタッフも必死になり、イベントが大きくなるにつれ出演を希望してくれるアーティストも増えて、最高の相乗効果を生んでいる」と話す。
「デジタルでフェスを便利に」をコンセプトに、イベントオフィシャルアプリを開発。会場内に設けるブースやグッズなどを撮影すると絵や動画が飛び出し、記念写真が撮れる「AR機能」や、広大な会場内でも自分の現在地や各トイレの利用状況を一目で確認できる「会場MAP」など、来場客の利便性も図る。
出演するのは「Alexandros」「クリープハイプ」「サンボマスター」「Dragon Ash」「BIGMAMA」「MAN WITH A MISSION」など3つのアリーナステージに52組、地元ライブハウスが主催する「VVM FIELD STAGE」に北陸を拠点に活動するアーティストなど16組、その年のはやりやさまざまな企画に対応する「KAGAYAKI FIELD STAGE」に大阪で人気を博す「見放題」とのコラボ出演するアーティストなど16組、総勢84組。
中澤さんは「名実共に北陸最大となったロックフェスをその目で確かめて、楽しんでいただければ」と来場を呼び掛ける。
両日とも11時開演。料金は、1日券=6,300円、2日通し券=1万1,800円。小学生未満無料。金沢駅から会場までのシャトルバスが運行する。運賃は片道500円。