金沢の近江町市場から徒歩1分ほどの場所に4月、地元の魚介や野菜をふんだんに使った居酒屋「加能商店」（金沢市武蔵町、TEL 076-255-2307）がオープンした。

【パノラマVR】近江町市場すぐそばの「加能商店」

　金沢港や近江町市場で仕入れた魚介や地物野菜など旬の食材をふんだんに使った料理を売りにする。市場を思わせる雰囲気に仕上げた店内では、トロ箱をイメージした壁面や大工と共に考案したというオブジェが目を引く。店舗面積は約30坪で60席を設ける。平日は近隣の会社員、週末は観光客の利用が多い。客単価は、昼＝1,000円程度、夜＝3,500円程度。

　ランチの人気は「海鮮めし」（みそ汁付き、1,480円、限定15食は980円）。「炙（あぶ）りのどぐろめし」（1,980円）は丼を楽しんだ後、だしをかけ味の変化を楽しむスタイル。そのほか、「おでん定食」「海鮮ぎょうざ定食」（以上880円）、「日替わり定食」（平日限定、780円）をラインアップ。

　夜の一番人気は地物魚介をふんだんに使った「旬のお刺し身どっさり盛り」（中＝1,980円・大＝3,200円）。地物の肴は「金時草のおひたし」「ホタルイカの沖漬け」（以上480円）、「さばのへしこ」（380円）、「生ふ焼き」（780円）、「五郎島金時のポテトフライ」「ガスエビのから揚げ」（以上580円）など用意し、地酒「加能山河」「宗玄」「竹葉」など（1合500円台～）が並ぶ（価格は税別）。

　雄谷店長は「ゴールデンウイークは特に観光客の利用が多かったが、今後はさらに客層の幅を広げていきたい。新たなメニューも投入する予定」と意気込みを見せる。

　営業時間は11時30分～14時30分、17時30分～22時30分。水曜と日曜夜定休。