金沢駅から徒歩7分の駅近エリアに2月29日、馬肉居酒屋「馬喰ろう 金沢店」(金沢市昭和町、TEL 076-222-8348)がオープンした。
新鮮な馬肉料理を提供する大衆居酒屋「馬喰ろう」(千代田区神田)のFC店として、東京以外で初の出店。2フロアで店舗面積44坪の店内は、昭和の大衆居酒屋を再現した活気あふれるレトロな雰囲気で、1階にカウンター8席とテーブル席、2階は掘りごたつ席とテーブル席の70席を設ける。
一見、男性好みのイメージだが「実はターゲットはOLさん。ヘルシーで美容にもいい馬肉こそ、女性に食べてもらいたい」と話すのは店長の奥野尚志さん。同店からほど近い焼き鳥店で8年務めた奥野さんが「食材としての馬肉」に魅力を感じ、馬肉を扱う業者をあたっていたところ「馬喰ろう」にたどり着き、金沢でのFC出店を決めたという。客単価は4,000円程度。今後は店頭で馬肉の販売も行う予定。
メニューの人気筋は、希少部位を盛り込んだ「馬刺し厳選5種盛り合わせ」(1,800円)、「桜ユッケ」(780円)、「桜なべ」(1,980円)、「馬肉の空揚げ」(780円)、「馬肉屋の自家製メンチカツ」(450円)など。シメには「馬肉チャーハン」(680円)や「桜肉のにぎりずし」(1,350円)などをラインアップする。
「メニュー選びに悩んだら、人気筋からのおすすめが2通りある」と奥野さん。「馬刺し盛り・馬スジポン酢・桜ユッケ・馬肉の空揚げ・馬サーロインステーキ」で馬肉の部位や料理法をあれこれ楽しむパターンと、「馬刺し盛り→桜なべ」でじっくり味わうパターンを提案する。
アルコールはオリジナルブレンドの芋焼酎「馬喰ろう」(380円)、「馬喰ろうハイボール」(390円)、馬肉と合う味わいを追求した長野産の日本酒「829(バニク)」(1合=800円)など豊富なラインアップ(以上、価格は税別)。
奥野さんは「新幹線開業後、出店が進む駅近エリアの中でも最近じわじわ人気の上がるこのエリアを盛り上げていきたい。気軽に立ち寄ってもらえれば」と来店を呼び掛ける。
営業時間は17時~2時。月曜定休。