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金沢で日本舞踊の舞台 古典の見せ場メドレー披露、オーケストラと映像の共演も

日本舞踊家・藤間信乃輔さん

日本舞踊家・藤間信乃輔さん

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 石川県立音楽堂(金沢市昭和町、TEL 076-232-8111)で2月28日、日本舞踊の舞台「未来(あす)へ紡ぐ をどり絵巻『花鏡(はなのすがたみ)』」が開催される。

日本舞踊の舞台「未来へ紡ぐ をどり絵巻『花鏡』」

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 県音楽文化振興事業団が新進気鋭の若手とともに伝統芸能を発展的に継承していこうと企画する「邦楽ルネサンスシリーズ」の第1回となる同舞台。日本舞踊に初めて触れる若い世代も含めた幅広い人たちに、その楽しさと高揚感を味わってもらおうと、紫派藤間流師範の日本舞踊家・藤間信乃輔さんが中心となって、親しみやすい内容でスピード感あふれる華やかな舞台を展開する。

 第1部では「日本舞踊をご堪能」と題して、藤間さんが座ったままでできる基本的な動きなどを手ほどきしたうえで、義太夫「万歳」と長唄「連獅子」を披露する。第2部では「古典から現代へ・信乃輔渾身の早変わり」と題して、義太夫「寿式三番叟(さんばそう)」「蝶の道行」、長唄「藤娘」「越後獅子」の見せ場をメドレー形式でつないで演じる。藤間さんが演目ごとに衣装と化粧を変えて登場する早変わりが見どころ。

 最後に、オーケストラアンサンブル金沢(OEK)のメンバーによるバイオリン、ビオラ、チェロに、三味線や太鼓などのおはやしを加えてこの舞台ために作曲された「祈り-未来(あす)へ-」が演奏され、その曲に合わせて制作されたモリ川ヒロトーさんの金澤映像が舞台全体を埋め尽くす。

 今回は初心者にも分かりやすいよう解説を挟みながら進行する。藤間さんは「日本舞踊になじみが薄い方にも楽しんでいただけるよう工夫している。幅広い層の皆さんにぜひお越しいただきたい」と呼び掛ける。「お客さまと出演者一体となって、最後にみんなで『よかったね』と言えるような舞台にしたい」とも。

 13時30分開場、14時開演。入場料は、一般=3,000円、学生=1,500円。

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