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金沢で書家・井上有一回顧展金沢「モノトヒト」最終企画

金沢の辻家庭園で雪月の宴 本物の雪と満天の月の下盛況に

金沢の辻家庭園で雪月の宴 本物の雪と満天の月の下盛況に

夜景を絶妙の借景とする高台の庭へモリ川さんの作品がプロジェクションされた中、即興の踊りを披露する藤間さん

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 満月の下、前夜から雪が降り積もった金沢の名勝・辻家庭園で、日本舞踊家と映像音楽のクリエーターがコラボするスケール感ある幻想的な空間で宴が開催され、大勢の参加者は料理に舌鼓を打ちながら冬の金沢の一夜を楽しんだ。

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 宴のオープニングは辻家庭園のバンケット。広い会場の中央に置かれたグランドピアノに映像音楽のクリエーター・モリ川ヒロトーさんが座り演奏開始。式場として利用が始まる以前に撮りためられた同庭園の映像に合わせて即興のピアノを披露すると、やがて同パンケットから庭を望む巨大な総ガラス張りの壁面の向こう側、うっそうと茂る木立の中に滝が流れる庭園を背景にして、日本舞踊家・藤間信乃輔さんが登場。月明かりの下、真っ白の雪と朱の着物がコントラストを描くと会場は静まり返り、舞が始まった。

 ゆっくりと和食フルコースと会話を楽しんだ参加者は場所を母屋に移り、地元テレビ局なども陣取る中、エンディングの舞がスタート。音とイメージを幻想的に折り重ねて作るモリ川さんの作品が、金沢の夜景を絶妙の借景にした高台の庭へプロジェクションされる中、今度は藤間さんが純白の着物で登場。食事が終わりお酒も入った参加者たちは、引き戸が解き放たれた縁側から流れ込む冷たくも気持ちいい夜風にスケール感あふれる幻想的なステージを楽しんだ。

 今年で3回目となる同イベントを企画運営するギャラリー「点」の金田みやびさんは「感動的な光景だった。この宴のコンセプトは『満月の下、雪の中で日本舞踊を踊りたい』だったが、開催を告知する時点では、もちろんそんな保証はなかった。期待して遠方から参加する方もある中、暖かい日が続いて準備は進んだ。しかし、出演者の2人は根拠のない自信にあふれていた。それは、基本は踏まえつつも旧にとらわれない新しい形を追い求める大きな『志』がもたらしたものだろう。その確信が当日の奇跡的な光景を生み出したとしか思えない」と話すみやびさん。「この会は信乃輔さんとヒロトーさん、そして私の3人で立ち上げたのだが、庭園オーナーの辻さんはじめ、関係する人たちの協力があって成り立っており、先人たちが作ってきた金沢文化が『てこ』となってうまくいっている。それへの感謝と、現代の創造を加えた上で次世代へ引き継ぐという本来のテーマを忘れず、さらなる美しい表現ができれば」と意気込む。

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