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外国人観光客向け「金沢体験バスツアー」 すし握り体験や芸妓の舞鑑賞も

すし握り体験をする外国人観光客

すし握り体験をする外国人観光客

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 白山市のホワイトリング(白山市尾添、TEL 076-256-7488)が3月18日、訪日外国人向けバスツアー「KANAZAWA'S BEST EXPERIENCE TOUR」の運行を開始した。

すし握り体験と芸妓舞の様子

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 同社は、観光庁が地域密着型の旅行を促進するため2013年4月に創設した「地域限定旅行業」の石川県での認可第1号の企業。金沢から白山麓の各地域、岐阜県の白川郷、高山、富山県五箇山、福井県勝山への観光バス事業のほか、金沢駅発着で白山麓を周遊する日帰りバスツアー「WHITE TRIP(ホワイトトリップ)」や白山白川郷ホワイトロードを通る「プラチナルートツアー」などを運営する。

 今回のバスツアーでは、金沢へ訪問する観光客が体験したいこととして挙げる「日本酒」「寿司(すし)」「芸妓(げいこ)」を体験できる。創業430年の老舗酒蔵「やちや酒造」(金沢市大樋町)では、おかみによる酒造りの話や歴史ある店舗の見学、試飲ができ、帰りにはおかみが選んだ日本酒の300ミリリットル瓶がプレゼントされる。

 「まいもん寿司」(駅西新町)では、すし職人から握り方を教わり、日本海の魚介を使ったすし握り体験と、握ったすしの試食ができる。ひがし茶屋街のお茶屋「懐華樓(かいかろう)」(東山)では、おかみによる金沢の茶屋建築の特徴や茶屋遊びのしきたりの説明があり、芸妓による三味線と踊りが披露される。舞台終了後は、芸妓との写真撮影も可能。ツアーは、全て英語での解説となるが、日本人でも参加が可能だという。

 同社の葦名理恵さんは「現地オプショナルツアーは海外では一般的だが、日本ではまだ少ない。新幹線開業を機に、訪日外国人に金沢の魅力を一度にまとめて体験してもらおうと企画した。英語での解説となるが、貴重な体験なので日本人観光客にも楽しんでもらえるのでは」と参加を呼び掛ける。「6月には、名称を新たにした『白山白川郷ホワイトロード』の開通が控えている。今後も、白山の玄関口となる金沢を起点とした魅力あるバスツアーを企画していきたい」と話す。

 同ツアーは今月15日・17日・22日・24日、5月1日・8日にも実施される。料金は1万4,800円(金沢駅発着のバス料金を含む)。催行時間は13時30分~20時30分。2日前の17時までに、電話かホームページから予約が必要。

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