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金沢で町家巡りイベント-大型町家の部屋をシェアして展示・カフェ・ワークショップ

「金澤町家巡遊2014」メーン会場の紙谷漁網店

「金澤町家巡遊2014」メーン会場の紙谷漁網店

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 金沢市内で9月20日、町家を巡りワークショップ・展示・飲食などを楽しみながら、その魅力を体感するイベント「金澤町家巡遊2014」が始まった。主催は大学教員や建築家、技術者、住人らで組織する「金澤町家研究会」。

メーン会場の「紙谷漁網店」の様子

 7年目を迎える今年は、メーン会場を紙谷漁網店(金沢市笠市町)とし、期間中毎日、展示やワークショップ、日替わりカフェなどを行う。中でも注目は、金沢の町家を撮り続けてきた写真家・田村やすこさんによるモノクロ写真約190枚のスライド上映。昭和の名残が感じられる貴重な写真を観賞することができる。

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 1階の土間では毎朝10時から河北潟の砂丘で作る野菜などを販売する「すずめ野菜直売所」が開かれ、畳の間には市内のカフェなど5店が日替わりで出店し、コーヒーやスイーツなどを提供する。このほかボタニカルイラストレーター梅林正芳さんの植物画展、金沢の伝統工芸加賀繍(かがぬい)を手掛ける高田千春さんの公開工房、金沢美術工芸大学の学生らによる「漁網資料館」なども。

 同店は、黒漆喰の壁に赤瓦屋根を持つ2階建ての大きな町家。近年、維持管理が難しいなどの理由で大規模な町家は取り壊されることが多いが、今回は部屋をシェアしてそれぞれ異なる使い方をすることで、新しい保存・活用法を探っていく。

 このほか市内各地の町家を利用したショップでは、九谷焼の絵付け体験やごはん教室、帯結びレッスンなどのワークショップ、雑貨や家具、器などの展示や販売、カフェでは特別メニューの提供などが行われる。

 同研究会事務局の古村尚子さんは「北陸新幹線開業に向けて金沢駅周辺を中心に再開発が進み町並みが変わりつつある。そんな新しい町並みと昔ながらの町並みが混在しているのが金沢の魅力。町家を通してその両方を楽しんでもらいたい」と呼び掛ける。

 ツアーやワークショップはほとんどが予約制。イベントごとの詳細はホームページで確認できる。問い合わせは同研究会事務局(TEL 076-253-3517)まで。

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