
地域の人々の集いの場作りを目的とした「コミュニティーカフェ」が全国的に広がりを見せる中、石川県内の24店を紹介する「コミュニティカフェ ガイドブック」が、このほど発行された。
「まちの縁側・居場所」として、開設を希望する人が増えているコミュニティーカフェ。金沢では、NPO法人「金沢観光創造会議」が積極的に取り組んでいる。
同冊子では、県内の24店を掲載。町家やしょうゆ蔵を再生するなど「建築物」として特徴のあるカフェや、「似顔絵あみぐるみ」や「和」をテーマにさまざまな催しを展開する学び系のカフェ、高齢者の憩いの場・障がい者の支援の場を目的とするカフェなど、さまざまなジャンルを分かりやすく紹介する。
7月12日に開講した「コミュニティカフェ開設講座」は、金沢では2期目。全6回のコースで、コミュニティーカフェのいろはから、実際にカフェを立ち上げた人を訪ねるワークショップ、事業計画や予算・収支のシミュレーションなど実践的な内容まで幅広く学ぶ。主催は、デザイン総合プロデュースの「エイチツーオー」(金沢市香林坊、TEL 076-205-6202)。
同NPO理事長で長年コミュニティーカフェに携わる同社の加茂谷慎治さんは「コミュニティーカフェは地域の人にとって生きがいにもなっている。交流や支援など目的もさまざまに活用法があるコミュニティーカフェについて、さらに多くの人に知ってもらえれば」と呼び掛ける。
同冊子は掲載24店の店頭と県NPO活動支援センターに設置する。今後の講座の開催日は、7月19日、8月9日・23日、9月13日・20日。開催時間は10時30分~15時。途中からの受講も可能。申し込み・問い合わせは同社まで。