見る・遊ぶ

加賀友禅で詩歌を表現-金沢城河北門に詩歌・書・友禅の融合作品160点

書家が文字を書き、友禅作家が絵を描いた木製折敷

書家が文字を書き、友禅作家が絵を描いた木製折敷

  • 0

  •  

 現代詩歌を題材に、書家が文字を書き、友禅作家が絵を描いた木製折敷(おしき)160点を展示するイベント「文芸友禅夢樹展 彩の言ノ葉2014」が3月21日より、金沢城公園内の河北門で開催される。

昨年の会場の様子

[広告]

 詩歌・書・友禅の融合作品を展示する同展は、イベント企画会社・六曜社(東京都渋谷区)がプロデュースするもので、形を変えながら今年で3回目を迎える。

 今回は木製の折敷をキャンパスに、全国の愛好家が詠んだ短歌や俳句をプロの書家が書き、それぞれの詩歌の世界観を加賀友禅作家の久恒俊治さんが友禅風の絵で表現した。金沢を代表する観光スポット・金沢城公園の河北門2階の約220平方メートルのスペースに全160点の作品を並べる。

 木材に友禅模様を描く技術は久恒さん独自の技術で、石川県が認定する「石川ブランド」にも選ばれている。近年は「スターバックスコーヒー香林坊109店」の壁面パネルをはじめ、店舗や住宅の装飾用パネルに採用されるなどして注目を集めている。

 久恒さんは「金沢市民はもちろん、観光客、文芸ファンなど多くの方々に見ていただき、着物だけにとどまらない加賀友禅の新しい可能性を知ってもらえれば」と来場を呼び掛ける。

 入場無料。今月23日まで。

後援申請20141009
エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース