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金沢市指定文化財の庭園が結婚式場に-1組貸切型日本料理店にも

日本料理店として利用される「群青の間」

日本料理店として利用される「群青の間」

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 婚礼プロデュース・レストラン運営の「ノバレーゼ」(東京都中央区)は12月9日、金沢市指定文化財の近代日本庭園「辻家庭園」(金沢市寺町1)で結婚式場と茶寮(さりょう)を開業した。来年1月からは1組貸し切り型の日本料理店としても活用し、新しい観光施設として県内外に売り出す。

国登録有形文化財の表門

 施設名は「辻家庭園~前田家家老旧横山家迎賓館~」。辻家庭園は、加賀藩家老の一族だった故・横山隆興氏が明治時代末から大正時代初期にかけて造成した。滝や谷川、池、築山を配した広さ約5200平方メートルの回遊式庭園で、秋は紅葉、冬は雪の中に咲くヤブツバキの花など、四季折々の美しさを楽しめる。高台に位置するため、建物内から犀川や医王山を望むこともできる。

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 「椿山荘(ちんざんそう)」(文京区)や「旧古河庭園」(北区)などを手掛けた庭師、7代目小川治兵衛氏が設計したとされている。

 新しく建てられた80人収容のチャペル(120平方メートル)は、木のぬくもりが感じられる仕様。着席で最大130人を迎えることができる披露宴会場(約235平方メートル)は、庭園側をガラス張りにして自然を満喫できるようにした。同じくガラス張りの空中回廊で結んだ国登録有形文化財の本館は、新郎・新婦や親族らの控室となる。

 本館は日中、茶寮としても利用し、来店客を和菓子と抹茶でもてなす。来年1月以降は、夜間、1日1組限定の貸し切り型日本料理店に「衣替え」し、鮮やかなコバルトブルーの壁を持つ「群青の間」で懐石料理を提供する。

 来店客はこれまで一般開放されていなかった庭園を自由に散策できる。

 婚礼施設は年間150組の利用を見込んでいる。茶寮の営業時間は10時~17時(春夏は18時まで)で、庭と建物の拝観料(和菓子・抹茶付き)として1,000円が必要となる。60席。日本料理店の営業時間は19時~。1組6~8人で、料金は1人1万5,000円~。要予約。第2水曜定休。

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