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金沢で「コミュニティーカフェ開設講座」-まちの縁側づくりをNPOが支援

東京・中野で運営するコミュニティーカフェの経験談を語るワークショップデザイナー・さいとうゆうこさん

東京・中野で運営するコミュニティーカフェの経験談を語るワークショップデザイナー・さいとうゆうこさん

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 地域の人たちがつながる「まちの縁側・居場所」として注目される「コミュニティーカフェ」を知り、その開設方法について学ぶ「コミュニティーカフェ開設講座」が9月14日、石川県NPO活動支援センター(金沢市香林坊)で開講する。これに先立ち8月31日、説明会が同会場で行われた。

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 コミュニティーカフェを始めたいと思いながらも、その開設・運営方法が分からずにいる人を対象にした同講座。説明会当日には、すでにカフェを運営中の人や情報を共有したい人、仲間づくりが目的で参加した人など、定員20人を大幅に超える約40人が参加した。

 主催はNPO法人「金沢観光創造会議」と公益社団法人「長寿社会文化協会(WAC)」。9月~11月に全6回を予定する。第1回の「コミュニティーカフェって何だろう?」とした入門編に始まり、「コミュニティーカフェの事業計画を作ろう」「コミュニティーカフェ探検隊」などの実践編に加え、最終回は中小企業診断士を招き事業計画発表会をもって修了とする。

 説明会で体験談を語ったのは、東京都中野区内でコミュニティーカフェを運営するワークショップデザイナーのさいとうゆうこさん。自身の経験から、「地域のニーズを知ることが重要」「興味や関心に応じたテーマを決め仲間を募ることも有効」などと説明し、古くから地域に根差す「川島商店街」の一角でカフェを開設するまでの経験と活動を通して得たやりがいや成果などについて語った。

 同NPOの加茂谷慎治さんは「ソーシャルメディアなどのツールで気楽につながることのできる今、心地よい距離感を保ちながらも地域に密着する『コミュニティーカフェ』について知ってほしい。開設を希望する人にはその方法を学ぶ場として、すでに活動している人にはネットワークを広げる場として活用していただければ」と呼び掛ける。

 受講料は3,000円(全6回)。定員20人。申し込みは同NPOまで。締め切りは今月12日。

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