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テロ対策区域の金沢港岸壁で初の釣り大会開催へ、子ども対象に釣りのマナー指導も

県釣り団体協議会が子どもを対象に開催した釣り教室の様子

県釣り団体協議会が子どもを対象に開催した釣り教室の様子

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 金沢港五郎島埠頭(金沢市五郎島町)で8月4日、子どもを対象とした初の「釣り大会」が開催される。

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 テロ対策を目的とした「SOLAS(ソーラス)条約」により制限区域となっている同エリアは、普段
は金網に囲まれ立ち入り禁止となっている。今回、県釣り団体協議会の要請により、管理者の県が開催を認めた。

 クロダイなど釣りの穴場として愛好者に知られる同区域の現状は、貨物船が運ぶ鉄くずなどの置き場となっており、2005年に同条約の対象地域となってからは立ち入りも禁止されている。釣り大会の開催を願う同会が何年も前から働き掛け、今回ようやく実現にこぎ着けた。

 当日は7時30分に受付を開始し、大会の趣旨・釣りのマナーなどの説明後、清掃活動を行う。同区域が開放される9~11時の2時間で釣り大会を予定する。

 年に3~4回、養護施設や障がい者の子どもを対象とした釣り教室や海岸清掃活動などを続けている同会。事務局を務める道上さんは「普段は立ち入ることのできない場所での釣り大会に、一人でも多くの子どもたちが参加し、釣りのマナーを学びながら楽しんでもらえれば」と参加を呼び掛ける。

 募集人数は、小学3年~中学3年生の50人。参加費は500円。申込用紙は、金沢市内の釣具店に設置する。8月1日締め切り。

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