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金沢で週末限定「ナイトミュージアム」-安江金箔工芸館など夜間無料開放

お座敷遊び体験授業

お座敷遊び体験授業

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 金沢市東山と本多町・広坂周辺にある市立の文化施設を週末の夜に無料開放する「金沢ナイトミュージアム」が7月26日、始まった。初日はこのうち、安江金箔(きんぱく)工芸館(東山1)と徳田秋聲記念館(同)が夜間開館し、市民や観光客らが訪れた。

「金沢ナイトミュージアム」の第1回目

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 金沢芸術創造財団と金沢文化振興財団が主催する。2015年春の北陸新幹線金沢開業後、旅行客の増加が予想されることから、それまでに夜の観光イベントを充実させようと企画した。また、市民が文化施設に足を運ぶきっかけをつくり、常設展や企画展に目を向けてもらおうとの狙いもある。

 対象となるのは、両館のほか、泉鏡花記念館、金沢蓄音器館、金沢文芸館、寺島蔵人邸、金沢能楽美術館、金沢ふるさと偉人館、中村記念美術館、鈴木大拙館。いずれも通常は17時~18時に閉館するところ、10月19日までの金曜・土曜・日曜のうち対象日に限り、21時まで開館時間を延長し、延長時間帯の入館料を無料とする。対象日には、各施設でコンサートや茶会、朗読会、映画上映会などの文化イベントが開催される。

 このほか、金沢21世紀美術館は開館時間と入館料は通常通りだが、期間中、金沢ウクレレオーケストラの野外ライブやストール製作のワークショップなどを開く。

 7月26日の夜には、無料開放された安江金箔工芸館で、主計町(かずえまち)の茶屋「一葉」の芸妓(げいこ)笑弥さんと同「まゆ月」のおかみのまゆさん、同「仲乃家」の芸妓きみ代さんによるタテマチ大学特別出張授業「お座敷遊び体験授業」が行われた。市民や観光客ら約60人が参加し、お座敷遊び「おまわり」や太鼓を楽しんだ。笑弥さんは長唄と三味線に合わせて、夏の風物を歌った「岸の柳」などを踊った。

 10月19日まで。施設ごとの実施日やイベントの詳細は「金沢ナイトミュージアム」のホームページで確認できる。

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